一般試験は、国語・算数・理科・社会の4教科試験。
推薦試験は、国語・算数・作文の試験と学校からの推薦状が
必要だった。
周りの皆が当然のように町立の中学へ進学する環境だった為、
もちろん佐々丘への進学を考えてることなんて、内緒だった。
ところが、母が学校へ推薦状の依頼をした時、
担任の教師からそれがバレてしまった。
山崎の本家に。
私の町は山崎家がまとめている町だった。
私の家は山崎の分家にあたる佐藤家だ。
山崎の本家の長女、有実は私と同じ学年・同じクラスなのだ。
有実は町立の中学へそのまま行く予定だったのだが、
私の佐々岡受験発覚後、いつの間にか有実も受験
することになったのだ。
本家から、
本家の長女が受験しないのに、分家の娘が受験して
もし受かったりしたら本家の顔が立たない
と怒られたのだ。
何はともあれ、私と有実は一緒に受験した。
結果が出るのは平日。
私の代わりに親が結果を見に行ってくれることになった。
そして、結果発表日当日。
丁度休み時間に私と有実は担任に呼び出された。