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34年学習塾を経営し、92.8の生徒を志望校合格に導いた塾長の本音

福岡で34年間、学習塾を経営し、2000人を超える生徒の【92.8%】が志望校に合格。

多くの方がこの実績に驚きますが、実は成績を上げることは簡単です。

学校や塾では教えてくれない、成績アップに本当に必要なこと。

高校受験合格の一番の近道がここにあります。


成績を伸ばすためには、数学と成績が重要になってくる。

これは何度も言っていることですが、
今日はその2つのうち、数学の成績を、
伸ばすために重要なことを伝えます。


多くのお子さんが、
この重要なポイントを意識できていません。

そのせいで数学の成績が伸びないので、
しっかり理解してお子さんに伝えてください。

といっても、そんなに難しいことはありません。

意識するべきポイントは2つです。


1つが、問題集の選び方。

数学の問題集で重要になるのは「解説」で、
解説が詳しい問題集ほど実力アップにつながりやすいです。


なぜかというと、数学において重要なのは、
答えを当てることではなく、
答えにたどり着くまでの過程だからです。


図形の問題や方程式の問題など、
出題形式は同じでも、まったく同じ問題が、
別のテストで出る可能性は低いですよね。


仮に問題集の問題でたまたま正解できても、
本番のテストで少し違った問題が出て、
間違えてしまっては意味がありません。


ですから、

・なぜこの式を使うのか
・どこからこの計算が導き出されたのか

という、解いていく過程を理解することが、
実際のテストで正解するコツなのです。

そのために、しっかりとした解説は大事です。

実際にわからない問題があった時に、
解説を読んで深く理解できるかどうか。

理解できなければ、同じミスを繰り返すでしょう。


数学の問題集の中には、
本当に簡単に解説をしているだけか、
ひどいものだと答えしか載っていないものもあります。

解いた気になって終わるか、
しっかり自分の力に繋げられるか。

これは解説の丁寧さで決まるので、
問題集を選ぶ時に意識してみてください。



そして、もう1つが問題への取り組み方です。

多くのお子さんが、1回問題を解いたら、
それで終わりにしてしまいます。

そして、その問題は理解した気になってしまいますが、
これが一番よくありません。

解いた気になったまま次にいくから、
実際のテストで忘れてしまうことがあるのです。

ですから、早く問題を解けるようになるまで、
何度も繰り返し解くことが大事です。



スポーツの世界でもそうですが、
「反復練習」という言葉がありますよね。

1度やったくらいじゃ、自分のモノにはなりませんよ。

繰り返し練習することで体に染み込ませていくから、
当たり前にできるようになっていきます。


学習においても同じです。

何度も繰り返し解くことで、
精度もスピードもどんどん上がっていきます。

そして、解き方も理解できてくるので、
応用力も身につくのです。


と、このように言うと、

「何回解けばいいんですか?」

とよく聞かれますが、回数は人によって違います。

3回復習すれば、解くスピードが上がる子もいれば、
5回やっても解くのに時間がかかる子もいるでしょう。

解く回数ではなく、実際に解くスピードが
上がったかどうかが重要です。



学習塾などでは、3回復習をしようと言われたりしますが、
これは、一般的な目安なんですね。

「○回解いたから大丈夫」

というのは、危険な考え方なので、
解くスピードが早くなったかどうかという、
取り組んだ結果で判断させるようにしてください。


この2つを意識すれば、
嫌でも数学の実力は身につくので、
すごくシンプルですよね。

問題集は適当に選んでも効果が低いです。

できれば、今日話した選び方に沿った問題集を、
お子さんと一緒に選んであげてください。


そして、正しい解き方で取り組ませていきましょう。