6.23 は何の日❓
と問われても、沖縄県民以外はわからない人が多いと思います。
2018年沖縄の梅雨明けの日。
夏の高校野球沖縄県予選の開幕日。
糸満市摩文仁の平和祈念公園では在日米軍も参加して慰霊祭が開かれました。
(写真:朝日新聞)
1945年6月23日を沖縄での組織的戦闘が終わりました。
戦後は、本土よりずっと長い27年間も、つまり1972年まで沖縄の施政権はアメリカにありました。
アメリカの統治下にあった1961年、当時の琉球立法院がこの日を
「慰霊の日」
に定めました。
1989年6月23日には、ひめゆり平和祈念資料館が開館。
(NHK)
1995年の6月23日には沖縄県摩文仁の平和祈念公園に戦没者23万4千名の氏名を刻んだ平和の礎(いしじ)が建立されました。
返還後も半世紀近く、多くの米軍基地施設が沖縄に残される一方、沖縄での職業が米軍基地にかなり依存しているのも事実です。
戦後の政府や政権は、これまでの歴史を踏まえて沖縄の抱える問題に対応してきてはいますが、今の政府や与党は沖縄の住民感情に対してやや冷淡の様に感じます。
近年憲法改正が急務との論議も頻繁に出されます。
しかし国民の本心の方は、現在の憲法、特に第9条の改正は必要ないとの意見のほうが、改正が必要との意見を上回るような世論調査の結果となっています。
もはや戦後ではないと言いますが、今でも基地問題で戦後を引きずっている沖縄の人々に思いをはせること、戦争は繰り返してはならないこと、そして新憲法発効の5月3日に繋げるという事。
そのような思いは現代を生きる私たちに託されているのだという事。
「六二三、八六八九八一五、五三に繋げ 我ら今生く」
詠み手の西野防人さんはその様に訴えたいのだと思います。
(参考)
➡️ 六二三 と沖縄
6.23、 8.6、 8.9、 8.15、 5.3
それぞれの日付に何の日かと問い、忘れないでいる意味があります。