還暦を優に過ぎた私が主語のお菓子の歴史を少し語らせてもらう。

 

私が物心ついた時のお菓子といえば、

 せんべい、おかき、饅頭

などなど、現在的に言えば非常に古風な物しかなく、おやつが寂しいなぁと思われるかもしれないが、畑にできたトウモロコシやスイカなど無加工食品で満足していた。

 

 

そんな中、私が幼稚園に上がったころだろうか、村のお店に

 「かっぱえびせん」

が並んでいたらしく、誰が買ったのかわからないが、私も口にすれば

   

 

 

  ・・・革命的美味しさ・・・

 

 

 

という風に感じて、子ども心に大きな衝撃を受けた。

 

それからしばらくは、母がお菓子を買ってこようかといえば

「かっぱえびせん」

買ってきてというくらいの大ブームで、カルビーもこの商品で大きく売り上げを伸ばしたと想像できる。

 

 

そんなえびせん時代もやがて去り、次にお目見えしたのが

「ポテトチップス」

であった。

 

これまたジャガイモの形を残しながらのスナック菓子で、ジャガイモと塩と油の抜群のバランスがどストライクで、私だけでなく日本国中で大多数の方がこの味を受け入れた時代がある。

 

絶対的大発明だと感じるのはこの2つの商品で、私的にはエアコンとビールを発明した人くらいの感謝がカルビーに対してはある。

 

 

ところで、今一番食べたいお菓子はと聞かれれば、ここまでの流れとは関係なしに

 キットカット

なんだと思う。

 

若い人より年配が好むとされるこのお菓子、ウエハースにチョコをかけることにより、重すぎず軽すぎずの商品で、後藤久美子のCMも私の年代だと全員が覚えているはずだ。

 

様々な美味しいお菓子が手軽に買える日本に生まれたことに感謝する。

 

 

                             ・・・おの・・・