とうとう2023年になってしまって1週間が経つが、遂に40年以上務めた職場では私の定年退職という手続きがあと数か月で行われることになる。

 

いつか私にも定年退職の日が訪れると漠然と思っていたが、とうとうその年になってしまって、全く実感はないものの間違いなくもうすぐ定年を迎えることになるのだから驚きだ。

 

 

とはいっても、年金は65歳からしかもらえないのだから、それまでは嘱託社員とでもいうのだろうか、そのままの職場で働かせてはもらえるものの、給料は激減して生活も大きく変わるのだろう・・・おそらく。

 

様々な経験を重ねた密度の高い20代の社会人生活から、子どもが生まれ家の人口がどんどん増えて、家の中のことが忙しくなってきた30代生活に続いて、職場でも責任の重い仕事をさせられ、やりがいを持って臨んだ40代。

 

そして、大きくなったなと感じた子どもがどんどん巣立っていった50代があったりしたものの、今では職場ではおじいちゃん扱いで、家には女房しかいないのでものすごく静かだったりする。

 

 

3人の子どもが楽しく遊んだりけんかして過ごした家の雰囲気は一変し、思い出はあっても静まり返る我が家の現実がある。

 

まだ子どもが結婚していないので、子どもの結婚や孫の顔といった楽しみは訪れてはいないものの、人生的な楽しみはもうそんなに多くはないのだろうから、残りの人生は精一杯楽しみを見つけながら楽しく過ごしたいものである。

 

そんな思いを胸に一昨日、遅ればせながら市内の神社に初詣に行って

「家族の健康をお願いします。」

と神様にお願いしてみた。

 

 

この神社に来たのは10年ぶりなんだろうか、人形と子宝祈願の男性自身で有名な神社の展示物を写真に撮りながら、10年前の家族5人暮らしの賑やかなわが家を思い出していた。

 

 

コロナとウクライナ関連等の悩ましいニュースの多い昨今ではあるが、そんなこともあったのだと思い出させてくれるような、そんな問題が解決する日を心待ちにしている。

 

平和で多くの笑顔に包まれる地球であってほしいものだ。