40歳になった時は間違いなく私もおっさんになったと感じ、50歳になった時はおっさんからおじいさん的年齢になったと感じ、55歳になった時はそれまで漠然と感じていた定年退職が現実味を帯びたと感じたし、今年はいよいよ60歳となった。
定年退職まであと半年ほどとなって、思い切って趣味の日曜大工を行かしたような仕事に就きたいと思ったり、制度として5年間は今の会社で雇ってくれる制度があるので、普通にそんな制度を利用して5年を過ごそうかと揺れている。
そんな60歳のとある晴れた日、突然海水浴がしたくなって、スーパーで海パンと水中眼鏡なんかを買って、海に行ってみた。
海水浴場は人が多く恥ずかしいので、人の少ない海岸を見つけて着替えて水に入ってみた。
記憶する限り2000年に海水浴をした記憶と画像が残っているので、おそらくは22年ぶりの海水浴である。
人が少ないと言っても、何人かが海岸におり、真っ白な身体の海水浴に違和感たっぷりの60歳のおっさんが海に入る姿は異様に映ったのだろうが、水中眼鏡をつけているのでどうにか入水自殺には見えなかったのではなかろうか。
水に入れば身体が自然に動いて泳ぎ始めたが、以前の海水浴の時はそこそこの恰幅だったので、自然に体が海水に浮く感覚があったのだが、健康上の理由で体重を落としたせいか、体が思うように海水に浮きにくい感覚はあった。
久しぶりなので気持ちよく泳げたのかといえば、画像ではわかりにくいが海中に大量のワカメがあって体にまとわりついてくるので、泳ぎにくい上に気持ち良いというより実際気持ちが悪かった。
22年ぶりの数分間だけの海水浴ではあったものの、懐かしい思いをさせていただいた。
40歳になったのももう20年も前のことになる。
随分年を取ったものだ・・・。
