東日本大震災の後、被災地を中心にバイク人気が高まっているらしい。
バイクが選ばれる原因は、車に比べ低燃費で小回りが利くことが上げられているが、自動車学校では教習生も増え、販売店での売れ行きも伸びているという。
とある自動車学校では営業を再開した4月以降、自動二輪教習の教習生が増加し、特に伸びている普通自動二輪で、6月の入校生は前年比4.4倍に上り、平年は梅雨に入ると生徒が減るが、今年はずっと増えている。
宮城、山形両県に12店舗を展開する販売店では震災後一時動きが止まったものの、中古車を中心に販売台数は前年比で50%程度伸びており、特に原付きバイクや悪路でも小回りがきくオフロードバイクが特に品薄状態らしい。

オートバイ販売最大手のレッドバロンでも
「阪神大震災の直後同様、全般的に二輪の売れ行きが伸びている。」
とした上で、阪神大震災では需要は一過性だったが、今回は被災範囲が広く伸びる販売に期待も大きいようだ。
私自身、阪神大震災の時には神戸に住んでおり、交通が広範囲で麻痺した中でも当時乗っていたスクーターの機動力を生かして、あちこちに買物に行って発展途上国のような荷物の積み方をして、家や事務所に荷物を運んだこともあった。
瓦礫の中でも走ることの出来るオフロードバイクや、積載性と手軽さが売りのスクーターが今の時期に売り上げを伸ばしているのは納得がいくところだ。
私が高校くらいの時は、多くの暴走族や一般的なライダーなどの需要によりバイクの売り上げは相当高かったようだが、近年国内のバイク販売は不振を極めて、ピーク時の数分の1の低迷振りらしいので、この特需で元気を取り戻して欲しいところである。
※画像はあくまでもイメージである。
・・・おの・・・