退院から1週間以上経ち、入院中はあれもこれもと記事にしたいことは、次々沸いてきたが、いざ記事を書こうとしても見た夢を思い出すように中々思い出せず、ネタ切れを感じるようになってきた。

薄れゆく記憶を搾り出して、今日は今回の入院の病院食について書かせていただく。

消化器系の病気ということもあって、入院当初は完全絶食で栄養補給は点滴だけという状況だったが、以前にも書いたこの病気独特のものか、妙な満腹感がずっとあって、絶食なんてインパクトのある単語からはずっと緩やかな苦痛の絶食期間があった。

数日過ぎてやっと出されたのが、画像左上のお粥オンリーの食事であり、久々の口で物を食べるという感覚に、ありえないほど淡白な味だったものの、結構楽しめたメニューだったのを思い出す。

ただ、プレーンなお粥ゆえに淡い米の味わいだけしか味がなく、食べながら梅干かせめて少しだけの食塩が欲しいと思いながらスプーンを何度となく口に運ぶこととなった。

この時、なんせ物凄く梅干が食べたかった思いから、退院後すぐにスーパーで梅干を買って、今でも時々食べている。

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梅干は、昔から好きなのだが、塩分のとりすぎが気になって、去年も4月ころ1パック買ったのを覚えているが、それ以降は買わなかったので私的梅干のアベレージは、年間1パックとなり許容範囲ではなかろうか。

1日か2日プレーンなお粥だけの日が続いたが、やがておかずが出るようになり、わずかばかりの薄味のおかずが随分美味しく感じられ、味付けられた料理を食べる喜びをしっかり感じられたし、その後徐々におかずはしっかりしたものになって、退院前には串カツなんていう油ものが出るようにもなった。

全体的なボリュームは、普通の成人男子が食べる量の8割程度で、カロリー的には半分以下のように感じられ、消化器でない患者さんからは味が薄いし量が少なすぎるという文句も何度となく聞いたような気がする。

消化器で入院したせいもあるのだろうが、病院食としては充分な味であり、清潔感もあり合格点だと感じた食事内容であった。


食事が出始めてからは薄らいでいったものの、絶食の時は何も食べない状況に体が反応したのか、野生というのは大げさなのだろうが、聴力が冴え体が固くなり平和モードから非常時モードに変わった自分自身を感じた。

1年のうち数日絶食してみるのも体質改善のためにはいいのかもしれない。

※最後の画像は、後半戦私がお世話になった少し狭くなった病室のベッドである。


 ・・・おの・・・