約20年ぶりの入院生活、様々な思い出が出来たので、多少記事にさせていただくことにする。

今回お世話になった病院は、和歌山市内中心部にあって、最近建て替え工事を終えたマンモス病院であり、10階を越える部屋から見た市内の眺めは、何度となく和歌山城天守閣から市内を眺めたであろう第五代紀州藩主で後の将軍徳川吉宗でさえも驚くスケールであるのは間違いない。


建物が高くて新しいばかりではなく、昨日の記事の画像を見ていただければ判るとおり、大部屋といっても一人当たりの占有スペースは優に4畳は超える広さを誇り、他のベッドの間にはしっかりした物入れが置かれて、遮音対策も大部屋で考えれば最高水準なのではないだろうか。


昔ながらの真四角の建物でなく、多角的な建物なので退屈しのぎに冒険しても結構楽しいし、喫茶スペースのような気分転換や見舞いに来た人と話す時などに有効で清潔な空間も多数整備され、ホットやアイスのお茶が無料でサービスされるあたりユーザー側としては嬉しい配慮だ。


とはいえ、いかに快適なスペースだと言っても入院生活に多量の時間が付きまとうのは間違い無さそうだったので、昼から入院という状況の中、午前中の僅かな時間を利用して近くの電気店でスマートフォンを買って、ぎりぎりセーフでお昼に病院に滑り込んだ。

所定の手続きを終えて、病室に入りベッド周辺を片付けていると点滴を持った看護士さんが来られて、
「点滴しますけど、どちらの腕がいいですか?」
と聞いたので、その時に看護士さんに近い方の「右」と答えて、右腕に点滴を受けることになった。


しかし、この安易な判断が後々私に結構不自由な思いをさせることになるのだが、この時は知る由もない。

さて、入ってしまえばたまに検査や採血があるものの大してすることもなく、入院から数日絶食ということもあって入院最大の楽しみであろう食事もなく、買って来たスマホと点滴が私のそばを放れることはなかった。

しかし、点滴があるので写真のような格好でやってると腕が上がって点滴が止まってしまうし、うつ伏せだとこれまた腕を圧迫してしまって点滴を止めてしまって何ともうっとうしい状況で、結局普通に座っているときしか出来ないことに気付いたものの、大いにスマホが時間の消費に役立ってくれたのは間違いない。

イメージ 1

また、スマホを触ってて気付いたことに、大部屋の消灯後のベッドでも、携帯でメールを打とうとすればカチカチとボタンを押す音が気になるものの、画面を触りながら入力していくスマホだとこの音が皆無で全くストレスなくメールが楽しめたのは想像もしていないメリットであった。

入院中の出来事はまだまだあるのだが、記事が長くなるので今日はこの辺にしておく。

右手に打ってもらった点滴、何故を話せば皆さん納得されると思うが、左手よりも確実に数十パーセント増しの不自由を感じる数日間となってしまった。


 ・・・おの・・・