自炊生活をしてて、少しだけ楽しみな瞬間というか、ちょっと心弾むシーンというのか、それは米とか味噌とか中短期のスパンで使う商品を買うときである。

米は5キロ単位で購入しているのだが、これが1ヶ月弱で無くなるし、味噌は2ヶ月くらいでなくなるから、いいものを買えばその期間は快適なのだが、変なものを買ってしまえばその期間の食生活の快適さは随分スポイルされてしまう。

味噌が無くなる直前だったので、昨日スーパーに行って物色していると、
 かねこみそ
という、小さい頃からCMで慣れ親しんだ懐かしい商品があるのを見つけ、買うことにしてみた。

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かねこみそは、おそらく小学校のころからテレビでCMが流れていた、私的には非常にメジャーな味噌で、自分で自炊を始めるまで全然興味の無かった商品なのだが、そのことに気付いてしまったら買わずにいられない衝動に駆られてしまった。

早速社宅に帰って味噌汁を作ってみたところ、全体に白い味噌ならではの甘味の多い味噌汁が出来てしまったのだが、懐かしいマイルドな味で何の不満もなく買って良かったと感じる。

シャープな旨味はないものの、マイルドで万人受けを狙った商品のようで、カレーのルーに例えればハウスバーモントカレーの甘口的商品であり、この商品に馴染みのない人にしてみればおこちゃま的テイストなのだろうが、この味を知っている人にとっては舌で感じる味以上の何かを感じるのは間違いない。

・・・と、ここまで記事を書いて少し不安を感じたので検索したところ、昭和7年に徳島で作り始めた味噌らしく、昭和23年に会社となって昭和30年から徳島県外にも販売が開始されたと紹介されている。

私には非常に懐かしい味噌なのだが、四国以外の人には全然懐かしくもなんともない味噌なのだろうか。


 ・・・おの・・・