一番はじめに応募したのは、ピッキング作業のアルバイトでした。地元では大手のスーパーの倉庫で、各店舗への主に飲料の出荷作業でした。正直、アルバイト探しをするまでピッキングという言葉は家や車の鍵をこじ開けるような意味しか知らなかったので全くピンと来ませんでしたが、倉庫内での作業と書かれていたので知り合いに会うようなリスクが少ないのでは無いかと思ったのが理由です。

勤務時間は18時から24時まで、時給1050円、22時以降は25%増しの1250円、内容的には高時給で良さそうです。電話をかけると担当者から面接日を言われ、履歴書を持って行きました。コロナで一時的な収入の落ち込みを補填したいわけではなく長く勤めたいと思っていることを伝えると採用されました。

子供の塾の送り迎えが無い、火、木、土曜日で18時から24時で、作業内容は自動倉庫からパレットに載った飲料の箱、例えば350ml24本入りのダンボール箱を何箱ベルトコンベアに流せ、とPC画面上に表示されるのでその数だけパレットからベルトコンベアに載せ替えたり、このベルトコンベアを流れた先で、飲料の箱を店ごとの台車に載せたりといった仕事でした。6月でしたが、始まって30分で汗びっしょりでした。夏場は特に飲料の需要が伸びるため出荷が増えるそうです。ベルトコンベアから2リットルのペットボトル6本入りのダンボールが2〜30箱流れて来たときはこれを全部台車に積むのかと思い、ゾッとしました。

このアルバイトは3週間ほどで辞めました。体力的な話ではありません。一つは、社員は大きな倉庫のなかで僅かしかおらず、ほぼアルバイトばかりなのですが、業務の説明もろくになく人も定着しないため、アルバイト2日目がアルバイト1日目に教えるような状態で、ただそんな中でも色々と社員からダメ出しだけはあって馬鹿馬鹿しくなった事や、火曜日、木曜日のバイトはまだ本業のサラリーマンのあとなので良いのですが土曜日の夕方からバイトに行くのがどうも気が乗らなくなったのが大きな原因です。勤務曜日の重要性を痛感しました。

人によって違うとは思うのですが、僕自身は本業が休みの日に夕方からアルバイトに行くのはどうも億劫に感じました。やる気が無いのか、と言われても仕方ありませんが。