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今回はいかにして塾を選ぶか、ということについて説明していきます。
なお、言うまでもありませんが「塾に通わずとも合格できるか」という問いかけにはYESである、としか回答できません。ご家庭によって異なるでしょうし、またどこに合格したいかでも異なります。
塾を選ぶ観点というのをいくつか例として挙げていきます。
【1】家からどの程度の距離があるか
意外かもしれませんが、浪人という制度がない中学受験において、時間というものはなによりも大事です。
塾によっては授業終了時間が(小5や小6ともなれば)夜9時を超えることも珍しくはありません。
お迎えに行くにしても、忘れ物を届けるにしても、一人で帰ってこさせるにしても、近いに越したことはないのです。
中には1時間以上かけて通塾している、わざわざ地元を避けている子もいますが、特段の事情がなければ、近さというものをまずは基準に選んでみてもいいかもしれません。
【2】学校の知り合いがいるかいないか
これは人によって判断が分かれるところですが、多くの場合において「同じ小学校の友達が同じ校舎に通っている」というのはプラスに働きません。仲のいい話し相手が同じ教室にいることで学習に集中できない、という部分以外にも「中学受験すること自体や、受験校がダダ漏れになる」というリスクをはらんでいることは、やはり十分に考えなければいけないところでしょう。どのご家庭も高らかに「うちは中学受験します!〇〇中学を受験します!」と宣言しているわけではないはずですが、子どもを経由して、そのような情報はあっという間に小学校中に拡散します。ご家族が知らないうちに。
世の中には「中学受験をする」ご家庭を、まるで動物園の珍獣を見るかのように観察し、場合によっては成績や受験校などを根掘り葉掘り聞いて回るような人も多くいます。また、中学受験に批判的な人からはあらぬ中傷を受けることも珍しくありません。お子さんが、というよりも親のストレスになるわけですので、できれば避けたほうが無難ではあります(そういうの、あたし全然気にしないわ、同じ塾にライバルがいるっていいじゃない。楽しく塾に通ってもらえれば万々歳、という人もいますので、やはり判断が分かれるところです)。
ただし、地理的な事情もあると思いますので、やはりじっくり考えられたほうがよろしいかと思います。
【3】どういうスタイルの塾か
塾にはそれぞれスタイルというものがあります。たとえば
〇カリキュラムはどうなっているか(塾により順序が異なります)
〇予習型か復習型か
〇宿題はあるかないか
〇テストシステムはどうなっているか
〇クラス編成や昇級・降格はどういう仕組みか
〇1クラスの授業人数は
〇塾の指導方針
関東の3大大手となると日能研・SAPIX・四谷大塚系となりますが、この3塾でもカリキュラムというものは編成がバラバラです。
各科目これでもか!と宿題を出す塾もあれば、宿題がない塾というのも存在しています(例:日能研本部系校舎は宿題が課されません。ただしこれは自宅でそれを上回る学習量を維持していることが前提で、宿題がないから楽だ、ということにはなりません)。
テストシステムは各塾が独自に実施している場合と、他塾のものに相乗りしている場合とがあります。テストのスケジュールについては確認が必要でしょう。先に述べた3塾は小5以降はほぼ毎週末テストになります。
続きます。