前回は、
面接における心構えと、
時間をしっかりとって準備・練習することで
「この子はダメだな……」
という“不合格ゾーン”に入らなくする
というお話をしました。
今回は、
小学校受験を考えている保護者の方に向けて書きます。
小学校受験の面接は、
「子どもの面接」だと思われがちです。
しかし、実際に受験をしてみて感じたのは、
これはほぼ間違いなく「保護者の面接」だということでした。
私はこれまで
高校教師として多くの面接指導をしてきました。
そして現在は医学部生として、
再び「評価される側」に立っています。
さらに、
自分自身が小学校受験を控える保護者として、
実際に面接を受けました。
そのとき強く感じたのは、
「この面接、子どものことはあまり見ていないな」
という現実でした。
今回は、
元高校教師であり、
小学校受験の面接を実際に受けた保護者として、
**先生や受験業界があまり語らない
「保護者面接のリアル」**をお話しします。
面接で「子ども」について見られていると感じた点
実際に面接を受けて、
子どもについて見られていると感じたのは、
正直に、この感覚でした。
-
丁寧な言葉で話せているか
-
先生と自然に会話ができているか
-
親に過度に甘えている様子がないか
細かい能力や完成度というより、
**「極端な違和感がないか」**を
確認している印象です。
つまり、
主役はあくまで保護者。
そう考えてよいと思います。
教員の立場から見て、保護者の何を見ているのか
もちろん、
面接内容そのものも見られています。
ただ、教員の立場から率直に言うと、
見ているのは次の点ではないかと思います。
-
学校の方針に協力してくれそうか
-
すべてを学校任せにしない親か
-
家庭の雰囲気が安定していそうか
「教育熱心かどうか」よりも、
「一緒にやっていけそうか」
という視点です。
保護者の方にお伝えしたいアドバイス
私からお伝えできるのは、主にこの3点です。
① 子どもは塾に通わせた方がよい
② 親も必死になりますが、意識的に休憩を入れ、余裕を持つ
③ できるだけ早めから準備を始める
お子さんにはもちろん頑張りが必要です。
ただ、それ以上に
親の関わり方が受験全体の空気を決める
と感じました。
大切にして欲しいこと
不合格でも、子どもが「ダメ」なわけではない
小学校受験は、
子どもの発達の差が非常に大きい時期です。
そのため、能力差がはっきり出ます。
もし不合格だったとしても、
それは
「子どもがダメだった」という意味ではありません。
今はまだ成長途中で、
これから伸びる可能性を十分に持っている、
ただそれだけのことです。
次のステップに向けて進んでいくことが、
数年後、
より大きな結果につながることも少なくありません。
保護者の方は不安も多いと思います。
それでも、
「子どもと一緒に学べる時間」
だと思って、
この期間を大切にしてみてください。