電車から見える景色が牧草地から住宅地へとだんだん変わっていった。そのうち駅構内に入り電車は停止した。ホームへ降りたいのだがスロープがないと降りられない。駅員が来るのを待つしかない。しかし待てど暮らせど来ない。車内はとうとう掃除をする女性と我らだけになった。女性たちは我らにお構いなく掃除を始める様子だ。「どうしよう・・・」と焦りだしたとき、やっと駅員がスロープを持って現れた。
駅に入り多目的トイレに入ろうとすると、リバプールと同じく鍵が掛かっていて入れない。「またか、まいったな・・・」。管理事務所らしき部屋があったが誰も出てこない。トイレの前で思案に暮れていると近くにいたシニアカーに乗っている女性が鍵を貸してくれた。「Thank you」・・・
このユーストン駅はビートルズがメジャーデビューしたときリバプールからロンドンへの第一歩を踏み出した駅に違いない。
ユーストン駅から歩いて大英博物館へ向かう。
ロンドンはリバプールと違い街中は車だらけだ。特にタクシーがうじゃうじゃ走っている。歩道は石畳のようだがやけにデコボコしていて歩きづらい。しばらく行くと学校らしき建物がある。ロンドン大学だった。さまざまな建物が並んでいてまさに勉学の都といった感じだった。学生の中には車イスに乗った人もいた。そんな巨大学校の裏手に大英博物館があった。
これまた巨大な博物館であった。中に入ったあとはスコットランドで発見された世界最古のチェスなどを見た。他にはあまり興味がなかったので、ヘルパーのH君には一人で見学するように言った。
ネットより転用。
後ろの壁にはアクティブなデザインの車イス用トイレ表示。


