10月30日(日)
Stravinsky
Kissin came back to Russ!
Chopin に定評ある彼だが、私は彼のロシア物が大好きだ。
あの厚みのある音がロシア物にぴったりな気がして、
今回、1曲目の Scriabin を試聴して、すぐに購入を決めてしまった。
柔らかく深く引き込まれるような音。
続く、ソナタの3番でも同じ...なのだが、なぜか私の集中力が続かない。
あの曲だったっけ...? なんだか印象が違う。
Kissin のピアノはとても美しいのだけれど、
一時期、夢中になって聴いていたせいか、
Sofronitsky の方が、ぐっと熱くなれる。
テンポのせいだろうか?
炎のような激しい感じが全然違うのだ。
Kissin に戻って、
Medtner で、懐かしいような想いにひたった後、
Petrouchka では、まさに Hair-trigger なすさまじさだ。
激しい超絶技巧を存分に堪能できる、のだが、
正直言って、少々疲れてしまった。
レヴューなどでは絶賛されているけれど。
なんというか遊びっぽい部分が感じられないというか...
Kissin は好きなのだが、しばしばこんな感じを抱いてしまう。
この曲は、Rubinstein に献呈されたらしいが、
残念ながら、彼の弾いたStravinsky を聴いたことがない。
彼はどのように弾いたのだろうか?
さて、この後フランスに行かねばなりません。