昨年の6月
服用している薬のせいで
母親になることが出来ませんでした。
病気だと診断されてから
結婚も出産も全く希望を持っていませんでした。
でも、いざそうなってみると
小さな命を奪ったのは自分なんだと
おかしくなりそうなほど
叫び続けたいほど
辛い事だった。
それからすぐに12種類(一日約50錠)の薬を全てやめ
離脱の症状に苦しみました。
「鬱は心の風邪」とよく言い表されますが絶対に違います。
そんなに生易しいものではないんです。
私の場合だけかも知れませんが10年以上、
いやもしかしたら20年以上鬱を患うと
完治は難しいようです。
「交代人格が次々に鬱になっているから治りにくい」と診断されています。
6月から9月の後半まで薬を絶つのですが、是がもう本当に辛くて・・・。
想像を絶するものであったことに間違いはありません。
まず、薬の飲み忘れ時に経験する「恐ろしいほどの不安感」がでます。
次に世間から自分を消したいという衝動、すなわち自傷行為が始まります。
是は私がそうしているのではなく、交代人格の中に「自傷癖」が存在するためです。
今回は太ももや両腕の内側を美容師さんが業務で使うレザーで執拗に切りつけいました。
幸いレザーの歯が薄い物なので切り口が綺麗に切れて痕はそれ程残っていません。
それと同時進行で「幻覚」や「幻聴」が始まりました。
誰もいない部屋のはずなのに「笑い声」や「泣き声」が聞こえます。
もっと酷い時は「死んでしまえ!」「飛び降りろ!」なんて言うのもありました。
誰かが常に話しかけている・話し声が聞こえる状態・・・。
体調的には本当に最悪で、眩暈や立ち眩み・歩行困難や原因不明の熱が出てしまい
ますます引きこもりに・・・。
薬で制御していたものが全て暴れ出し、最早本人の意思など存在しない身体に。
所詮、抗うつ剤や抗不安剤は脳に作用する薬なので麻薬と同じなんです。
そんな辛い思いを約4ヶ月も過ごしたころ、私自身の判断を迫られる事件が起きます。
そんな状態でちゃんとした判断なんて出来るわけがなく、
判断が出来ないと前に向かって進まない状態が来るのです。
『離婚問題』
薬のせいで小さな命を育てていく事が出来なかった
これが原因で舅・姑から話を切り出されました。
「子供も産めない嫁なんて・・・」
婚前契約を交わしていた一つに「子供は作らない」というのがありました。
「二人の生活もいいんじゃない?」
なんて言ってくれていた姑。
でも、いざ妊娠がわかると「せっかく出来たんだから」
「あの子(主人)も産んでほしいみたいだから」
婚前契約なんてものはもう何処にも存在していませんでした。
よく考えてみてください。
私自身、幼少期の記憶が全くなく一緒に住んではいたもののネグレクトな状態で育っているんです。
しかも病気を抱え、その病気は人格障害・・・。
こんな母親の元で子供はしっかり育つのでしょうか。
虐待をしないという可能性はゼロです。
そんな理由から子供は儲けないという約束でした。
実際、エコーでみると12週目に入っているのに心臓しか判らない
細胞としか呼べないわが子
確実に薬の影響だと言われました。
普通の人間でいるために飲んでいる薬なのに
胎児にとっては害でしかない薬・・・
これほど薬に頼ってきた私が薬を完全に敵対視してしまい
処方されたものを一気に処分。
子宮の中で刻まれて掻きだされる罪のないわが子
ネグレクトという状況で育ち、一生薬なしでは生活が出来ない私
こんなむごい事が許されるわけがない
私は人を、しかも自分の体に宿ったわが子を殺したんです。
わが子の命を自ら闇に葬り
自分はのうのうと薬で生き長らえる
自分が許せなかった
今でも絶対に許せないんです
でも離婚の話やそれに付随する事象を薬なしで乗り越える事は出来ません。
よって、また私は薬のお世話になる事になりました。
続きはまた・・・