わたしの洗面台には姉からもらった時計が置いてある。
朝のバタバタ準備のときに便利だと思い置いたのだが、最近は
歯磨きなどしているときに、きっちり時間を計ったりして楽しんでいる。
歯磨きにかかる時間を気にして始めたわけではない。
鏡のなかにいる冴えないおっさんと目が合うのがイヤで時計に目が
いくのが始まりだったのだが。
わたしの歯磨きは約3分で終わる。
それが早いのか遅いのか、どうだろう。
昨夜、ふと思った。
一日の歯磨き時間が朝と夜の合計で6分。
計算していくと、一週間で42分。一ヶ月で3時間。一年で36時間。
一生を80年とすると、なんと、およそ4ヶ月間もの時間を歯磨きに
費やしていることになる。すげぇ。
なぜか、頭のなかでは4ヶ月ぶっ通しで歯磨きしている自分がいた。
今日は気になってしまって、他にもあるルーティンな作業時間を計算して
ばかりいた。
風呂に入るのが、わたしの場合、約20分。年間で5日。
生涯でなんと、1年1ヶ月。
これまた1年1ヶ月ものあいだ、風呂につかってる自分が頭に浮かぶ。
わたしの地元駅は開かずの踏み切りなので、おそらく年間で24時間
くらいは電車が通過するのを待ってるはず。
一日のなかで、ルーティンワークにとらわれない自由な時間というのは
どのくらいあるんだろうか、気になった。
通勤する人は一日約2時間電車に乗り、仕事でおよそ10時間ほど
拘束され、睡眠を6時間とり・・・。これだけで大体18時間。
これに、朝飯や夕飯を食べ、風呂に入り、髪を乾かしなどしていたら
2時間くらいか。
こう考えると、残りは4時間ほどしかない。
その大切な4時間でスーパーで買い物したり、酒を飲みに行ったり
本屋で立ち読みしたり、喫茶店にショッピングなどなど。
なんてことっ!
何かの目的に費やせる自由な時間というのは、ほんとに僅かしかない。
テレビをつけてぼんやりしていちゃいけないわ。
夕日に目を細めながら、
「やりたいことがたくさんあるんだ」とか
「きっとおいらはやってみせるぜ」とか、青臭いことを言ってきたが
そんなに悠長にしている時間はこれっぽっちもない。
よほどの覚悟がなければ、なにごとも大成なんかできねえんだなぁ。
最近、仲良しデザイナーのMさんから、なんかやろーぜというお誘い
があった。
彼女とはそんなことを言い続けて、今年で4年目の秋を迎える。
何度も言い合っては、酒を飲み、背中をばしんばしん叩き合って別れ、
次の日にはお互いに、けろりんと忘れるということを繰り返してきた。
本気でわずかな時間を積み重ねて何かをやらねばなんねぇな。
このままでは、やっぱりこのままなわけで。
一日1時間は難しいが、風呂に入るように一日に20分だけでも毎日
続ければね。そうすれば年間5日になるんだから。
でも問題は、何をやるのかということかもしれないが。
まずは、「何をやるのか」をとにかく一日に20分考えてみようと思う。
Mさんに伝えねばー。
