私は、ウルトラQから始まったウルトラシリーズを全て再放送ではなくその時代に毎週熱狂しつつ観てきた。
そしてこの映画は、その時代をさかのぼるように、Qの禍威獣から、あのウルトラマンがゼットンに倒されるイメージまで、一挙に見せてくれた。長澤まさみまでが巨大化されたのには、驚いたが。そんな世界も過去のシリーズにはあった。
庵野さんがあの世界を現実世界に落とし込むところは、恐らくシンゴジラに繋がっている気がした。それは、竹野内豊が似たような役柄で出演しているところからも。ただ政治家や官僚の動きは、シンゴジラ程丁寧では無いが。
長澤まさみの役どころは、たぶんシンゴジラの石原さとみとか、シンエヴァゲリオンのやたら元気の良い女性たちとか。またシンエヴァゲリオンの女性、例えば綾波レイとかが、あの細身の裸体を、多分アニメだからか晒していたと思うが、シンウルトラマンでは、実写の範囲で、長澤まさみが何回もお尻を叩いていたり、また巨大化し歩いている時の下からみたスカートの中をぼんやりと見せたり、さらにウルトラマンが長澤まさみの何日も風呂に入ってないと言う体臭を嗅いだり〜
細かいところでは、禍特対の女性メンバー船縁由美が、現場に行く時、虫が多いからイヤと言って、実際ノートパソコンのディスプレイにハエがとまるのを追い払ったりしていた。また最後の方、禍特対メンバーが捕まった時、船縁はスナック菓子を食べまくっていたが、あれはNHKでの庵野のドキュメンタリー番組で、彼はスナック菓子を食べる場面が特徴的に描かれていた感じを思い出させた。ウルトラマンそのものにも妙な既視感を感じたが、長澤まさみが、ウルトラマンの手にいた時の、ウルトラマンの手がやたらと手袋っぽく皺が滑らかに感じられたのは、昔のウルトラマンの目の下部に穴があったり、また背中にジッパーがあったりした事を令和なりに今風に表していたのかもしれない。
確かに、これは科学特撮映画であるが、私のような年齢のおじちゃんの心の中ではウルトラマンは実在するのである。それでか、この映画を七回観てしまった。さらに観ると思う。