理由は父親。
数年前より病気を患い、
一時は余命宣告されるほどでしたが、
なんとなく体調が良くなったり悪くなったりを繰り返す状態でした。
しかし、先週ぐらいから一段階悪化。
「会うなら今のうちに。」
との、話が出たため新型コロナウイルスの緊急事態宣言の緩和に乗じて帰省しました。
あんなに威勢の良かった父親が、
学生時代や社会人になってもなんだかんだでいろいろやってくれた父親が、
いまは可哀想なくらい痩せ細り、
声を出すのもやっとの状態。
基本的には寝たきりで、
なにをするにも人の手を借りなければいけない状況。
3月に帰省したときには、
体調が悪いなりにも自力で歩けていたし、
なにを言い出すかわからないトークは健在でした。
この変わりようには家族共々戸惑うばかりです。
正直、余命宣告された時点で先がそんなに長くないのは覚悟していました。
しかし、生命力か「生きたい」という気力からか、
それとも、俺が結婚相手を連れてくるまで待っててくれたのか。
宣告された期間から
半年が過ぎ、
1年が過ぎ、
体調が悪いなりにもある程度生活出来ておりましたが、
今回こそ覚悟しなければならないかもしれません。
次に帰省できそうなのは早くて7月。
8月のお盆休みは大きな仕事の予定が入っているため、
のんびり帰ってこれそうにありません。
今回とれた休みは3日間。
明日には福岡に戻らなければなりません。
いつも通り、
「じゃあ、また今度ね。」
といって、家から出るつもりですが、
「また今度」
の時に話ができる状態なのかどうか、
誰にも分かりません。
医者にも、父親にも、母親にも、自分にも。
受け入れたくはありませんが、覚悟はしています。
看護士さんの手を借りながら、懸命に介護をしている母親のことも心配です。
もう少し長く残っていたいところですが。