前のブログを書いてから、大変長く時間が経ってしまいました、すみません![]()
あれから本当に沢山のことがありました。
今日は、応援してくださる皆様に少しだけ
そのことをお話しようと思います。
チコは小さい頃から、運動が大好きでした。
伸びはねていること、逆さまになっていること、ぶら下がっていることが何より好きでした(笑)
体操も、母は最初私を選手にするつもりはありませんでしたが
自分でやりたい!このクラブに行きたい!
と、気づいたらのめり込んでいました。
高校でもハンドボール三昧、
シュートを決めてカッコいいと称賛されることが何より嬉しかった。
大学は日本体育大学の一般入試で合格。
スポーツに携わる仕事がしたいと思っていました。それこそ自分の天職だと。
在学中からスタントマンの後、パフォーマーとして活動させて頂いて、本当に本当に幸せでした。
日本だけでなく世界中に友達ができて、
ジャグリングで世界が広がっていく。
自分にしかできないことはここにある。
そう信じて疑わなかった。
この道を追い続けることが自分の幸せだと。
他に好きなことなどない、と。
約3年前、それは一瞬にして奪われました。
舞台のリハーサル中の事故でした。
これまで動いていた身体が動かない。
沢山の人の手を借りて、最低限のことをするしかない。
今までの仕事には戻れないかもしれない。
何年かかるのかも分からない。
そんな現実に、チコは
なんの為に誰の為に生きて行ったら良いのだろうと
本当に分からなくて。
笑顔でいなければいけないと
昼間病室ではニコニコしていましたが、
夜になって消灯後には毎晩の様に涙が流れました。
沢山の方からお見舞いの言葉を頂きました。
本当にありがたいと思いながら、
自分にはそれを受け止めることが出来なかった。
必ず良くなります、と嘘のお返事ができなくて
罪悪感のように感じていた。
笑顔を作ることさえ大変で
それすら本当は、嘘だった。
唯一あったやりたいこと。そして
失ってしまったものが、その時の
チコにとってはあまりにも大きかった。
他にできることなんて何もない。
好きなこと、やりたいことなんて何もない。
勉強ができる訳でもない。
顔が可愛いわけでも、スタイルが良いわけでもない
話が上手な訳でも、パソコンが得意な訳でもない。
そう、パフォーマーが唯一できること、
そしてやりたいことだったのに。
そう思っていました。
退院してからも1年近く、ほぼ寝たきりで
家で療養する日々でした。
大好きだったジャグリングも映像すら見ることができず、
元気になるペースもあまりにも遅く感じました。
こんなに人に迷惑をかけて
親を心配させて
何もできない
自分はなんの役にも立っていない。
心の底ではずっと、そう思っていながら寝ていました。
そんなチコを変えた出来事があります。
父の死でした。
始めは悲しみのあまり自暴自棄になり、
自分を責め続けました。
そして悲しみの中、
気付いたらこう思っていたんです。
生きていてくれるだけで
良かったのに。
と。
そう思ううちに、
自分にもそう思ってくれる存在がいることに
初めて気が付きました。
なんの役にも立たなくても
寝てばかりでも、
私が笑っているだけで、ただご飯を食べているだけで
よくここまで良くなった、嬉しい、と
思ってくれる存在が居たのです。
ずっとずっと前から。
チコが勝手に、
誰かの役に立たなければいけないとか
誰の役にも立っていないとか
思っていただけだったんです。
本当に沢山の人に支えられました。
今でも、心が乱れることはあります。
そんなん、しょっちゅうありますが(笑)
金木犀がきれいだな、良い香りだな、とか
愛犬が嬉しそうだな、かわいいな、とか
今日の料理が上手く行った、嬉しいとか
こんなことに興味を持ったから勉強してみようとか
小さな幸せに気付くようになったんです。
そして小さな幸せに気付けることは
大きな幸せだった。
最近またジャグリングの練習を始めました
ジャグリングがしたいと思ったから。
前の自分と比べなくても良い、
自分の目の前でボールが浮いている
この事がどんなに楽しい事か
忘れていただけだった。
前よりずっとずっと下手です。
でも、前よりずっと楽しいです。
少しずつ少しずつ。
失ったものはとっても大きかったけれど
得たものも大きかったです。
こんな重苦しいことを
書くつもりはなかった…
(笑)
こんな私を見守ってくれる沢山の人に
本気で感謝を伝えたくて書いたら
不器用なのでこの長さになりました…(笑)
いつもありがとうございます
チコ



