地元の商工会議所に、資金調達の相談
3日前、新しい事業を始めたいと思って、地元の商工会議所に資金調達の相談に行ってきました。対応してくれたのは、自分と年齢が同じ位の30代前半の職員さん。「こんな若い人で大丈夫かな」という不安が無いわけでもなかったのですが、その職員さんはこちらが思った以上に親身になって相談に乗ってくれました。まずは、日本政策金融公庫の融資を案内してもらいました。ですが、実はもう既にそこからは借りていて返済が滞っている旨を説明。通常ですと、ここで『はい、さようなら』という対応を受けてもおかしくありません。実際、民間の金融機関に相談に行った際には門前払いに近い対応を受けたからです。しかし、その職員さんはこちらを突き放すような対応は取らず、今流行のクラウドファンディング、そしてファクタリングという2つの資金調達の方法を案内してくれました。名前くらいしか聞いたことがない言葉だったので、僕は素直にどのような制度なのかを聞いてみました。まずクラウドファンディングについてですが、これはインターネットを通じて投資家の人達から資金を調達する方法らしいのです。銀行からの借入れと違い、一度もらったお金は原則、返す必要はありません。僕のように自己資金がほとんど無い人間にとっては、非常にありがたい制度です。でも、そんなに美味い話があるのでしょうか?その辺も聞いてみたところ、職員さんは制度のメリットだけではなく、きちんとデメリットについても説明してくれたのです。クラウドファンディングの資金調達システムについては色々と考えさせられました。例えば目標を50万円に設定した場合、期間内にその金額に1円でも達しなかった場合は全て投資家の人達に返金されてしまうそうです。更に、当然と言えば当然ですが目標金額に達したとしてもクラウドファンディング会社に対して手数料を支払わなければなりません。ですから、本当に欲しい金額に少し上乗せをして設定するのが普通なのですが、あまりにも高くしすぎてしまうと目標額に達しない恐れもあるので、悩みどころです。また、投資ということなので何かしら投資家の人達にはリターン(見返り)を送らねばなりません。それは配当金でもいいしお礼の品物でもいいし自由に設定できるようですが、このリターンについても魅力的なものでなければ投資金額には反映されないということは容易に想像がつきます。投資はボランティアや寄付金ではありません。自分がもし逆の立場だった場合、リターンがみすぼらしいものだったら投資をしたいとは決して思わないでしょうから。もう1つのファクタリングについてもほとんど名称ぐらいしか聞いたことがなかったのですが、最近かなり広がってきているようです。経営者といえど、資金調達と言えば銀行などどこかからお金を借りるという方法しか知らなかったのですが、同じお金を借りるにしてもファクタリングにはかなり魅力を感じました。特にうちのような売掛金の多い会社であれば、商品を納入してから現金化されるまでのタイムラグ大きくキャッシュフローが良くないため、極端な話黒字でも倒産してしまう可能性も拭えません。ファクタリングの場合は売掛金を即日買い取ってくれるようなサービスということですごく良い仕組みだと感じています。まだ自分の中でファクタリングに関して勉強中で理解できていない部分が大きいので情報集の段階ですが、ネットにもたくさんの情報が出ているのでこれから詳しく調べていくことになるでしょう。特にどこの会社を利用するかというので手数料も変わってくるようです。だいたい3%とか5%が一般的のようですが、中には1.5%というところもあります。手数料が安く、尚且つ安心できる会社を探さねばなりませんね。ということで、優良ファクタリング会社の比較 安心な大手企業とはどこかを調べてみようと思います。今回は、商工会議所の方にとても有意義な話を聞かせてもらいました。何故今まで、このような便利な施設を使わなかったのだろうかと後悔しています。