本紙電 腎臓病の子供の治療費を工面しようと、靖江の男が自ら「ヤクザ」だと称し、現地のある社長に脅迫状を送り、4000万元をゆすった。脅迫状には血の付いた銃弾も入っていた。昨日、この男は靖江裁判所の第一審で4年3ヶ月の有期懲役と4万元の罰金判決が言い渡された。
  5月12日、午後3時ごろ、靖江のある企業の社長は宅配会社が送ってきた手紙を受け取った。送り手は手紙で自分は野狼組の者だと名乗り、銃を持ってマスクで顔を隠した写真が同封されており、手紙を受けとったら、24時間以内に4000万元を指定の銀行口座に振り込むこと、そうしないと一家皆殺しにするとあった。手紙の末尾には透明テープで血の付いた銃弾が貼り付けてあった。企業の社長は直ちに公安部門に助けを求めた。
  5月13日0時、特捜グループは市内の東環花苑で、熟睡中の陳某を逮捕した。法に基づき陳某の住所を捜査した際、公安機関はまだ出されていないもう一通の脅迫状も発見した。手紙の内容はすでに出された上記の脅迫状の内容と似ているが、別の企業の社長宛になっていて、ゆすり金額は400万元となっていた。陳某は今年35歳、決まった仕事がなく、家の子供が2006年に腎臓病と診断され、子供の治療費を工面しようとして、このようなばかげた考えを思いついたのであった。
                           (曹味東 陶永華 王国柱)

                『揚子晩報』2011年9月3日(土)掲載記事の翻訳