「親子の時間」をコンセプトにデザインされた、この椅子は内装・環境設計が本業の
後藤武司氏のチェアーズデビュー作。椅子のデザイン自体も初めてのチャレンジでした。

「parent and child」に込められた「ストーリー」とは・・・・


・人が成長(精神・体・知識)していく過程
    ↓
 時間の流れ:子供 → 大人 : → 同時間・同場所 → 記憶
        ↓                     ↓
       子供と親の関係 : 親をまねる → 学習 → ↓
                               ↓    
   その場所にその時の記憶が残る ← 親子で1つの時間の共有
         ↓  
   まるで身長を測って柱に付けた傷の目盛りのように成長をたどる親子チェア


●ターゲットイメージ
 3歳から8歳(小学校に通い、まだ日が浅い)の子供がいるニューファミリー

●イメージコンセプト
 親が椅子に座って本を読んでいる横で、子供も同じように椅子に座って本を読む。
 そんな時間が流れる空間を作るツールになる椅子。

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後藤武司(内装・環境計画設計士)
  2006年 名古屋デザイナー学院卒
  2006年 株式会社スペース入社
年度のスタートに会わせて、昨年2010年度の新作椅子をあらためて振り返る[チェアーズの椅子達]のページをスタートします。
2010年度のテーマは「ストーリー」。さまざまなストーリの椅子が生まれました。


一脚目は杉田英紀氏の「smile」を取り上げます。


BUMP OF CHICKEN の「スノースマイル」という曲の登場人物をイメージしながら製作されたという、このソファ。実は、こんな「ストーリー」です。


「スノースマイル」のような若い二人をイメージして・・・

「ゆっくりと深く座る」というより、ちょっと一息腰掛けて、パッと立つ、軽めで動きやすい座り。

背もたれの端を少し角度を起こすことで二人で両端に座ったときに自然な距離で軽く向き合えるように・・・

ワイドも少し広めにして一人で座ると少し物足りないけど、二人で座るとしっくりくる距離で・・

さりげない工夫が暖かいソファーが生まれました。

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杉田英紀 (椅子張り工)

高校農業科教諭 建築現場作業員を経て椅子の世界へ。
製品製造ではリビングからパブリックまでの椅子張りをこなし、リフォームでは国産以外にも北欧などの海外製品・デザイナーズチェアを張り地から塗装、フレーム修正までトータルに手掛ける。
現在、(株)小林椅子製作所にて、椅子張り職人をしながら試作開発へとシフトしつつある。