はい。今回は、4年半前、なぜ急に更新ができなくなったかについてお話ししたいと思います。
過去の記事にもあるように、ブログを始めたのは第6クールの抗がん剤治療を行っているときでした。更新ができなくなった理由は、その後の骨髄移植での治療が理由です。
元々、予後絶対不良型であるとの診断が出てから、抗がん剤治療を6クール(約半年）やって、その後に骨髄移植をするという治療計画でした。なので、骨髄移植をすることについては治療が始まった段階からわかっていましたし、意識はしていました。
移植をするためには、いわゆる「前処置」という工程が必要です。これは、自分の体の中にいる白血病細胞を根絶させるために、移植前に放射線治療と多量の抗がん剤治療を行うことを指します。まず、この前処置の段階でだいぶグロッキーでした。。。
多量の抗がん剤がどれくらい多量かと言いますと、普段の一クールで使用する抗がん剤の、約5倍の量の抗がん剤を短期間で投与します。移植日は10月の下旬だったんですが、10月中旬くらいからは正直、何もする気が起きなかったです。（放射線治療も地味～につらかったです。でも、この後の骨髄移植ではさらなる地獄が待っていました…）
そして、いざ骨髄移植日を迎えた後は、それはもう、言葉に表現できないような状態が続きました。なので、ブログを始めたことさえ忘れてしまっていました。それに覚えていても、とてもブログの更新をすることなんてできなかったです。
4年半たった今でも、あの時の約2か月の自分を思い出すのは怖いものがありますし、なんていうか、言葉にできません。それでも、今こうして元気に生きていられることに感謝しながら、また記事にしていきたいと思います。
ということで、とりあえず今回はなぜ一度ブログの更新が止まってしまったかについて書かせていただきました。これから骨髄移植を控えている方には少し不安を与えてしまう内容かも…とも考えたのですが、無理に、「骨髄移植余裕でした！」なんて書くよりも、今のリアルな気持ちを書かせていただきました。
それでも、私は骨髄移植をさせてもらえてよかったと思っていますし、事実としてこうして元気に生きています。
「頑張って」とは気軽に言えませんが、もし、今後骨髄移植を控えている方でこのブログを読んでくださっている方がいれば、心から成功をお祈りしております。