銃弾の雨
爆弾の風
悲鳴と嗚咽ばかり響く
瓦礫の街は 砂色
川は血の筋
地は血の染み
かつての花は 何色?
異国の友に
おいで いらっしゃい
待っているよ と
胸を張り 腕を拡げ
生まれた故郷を誇ることの
出来ぬ悲しみは如何ばかり
樹々の芳香
野の豊潤
川の清浄
なんでもない日常の喧騒
朗らかな笑い声が響く
恵みの地だった
麗しの街は
面影も失き 砂色の街
かつての花は笑うのか?
いいえ
かつての花の犠牲を胸に
より強く美しき花を
咲かせるのだ
銃弾の雨
爆弾の風
虚しき脅しの瓦礫にも
花は笑う