駅構内

 琢磨、壁によしかかりながら、遥を待っている。

 遥、見知らぬ女性と歩いてくる。

琢磨「おはよう」

遥「おはよう」

琢磨「お友達?」

 遥の隣に、琢磨の知らない女性(春菜)が立っている。

遥「紹介するわ、妹の春菜」

春菜「妹の春菜です、姉がお世話になってます」

琢磨「はじめまして、斎藤琢磨です」

遥「春菜も、友達と待ち合わせだって言うから、一緒に来たの」

琢磨「そうなんだ」

春菜「それじゃあ、私、そろそろ行くね」

琢磨「待ち合わせ場所、ここじゃないんだ」

春菜「えぇ、そうなんです」