遥「気をつけてね」

春菜「失礼します」

琢磨「それじゃあ」

 春菜、その場を立ち去る。

 琢磨、立ち去る春菜を見つめている。

遥「琢磨、琢磨」

琢磨「んっ?」

遥「どうしたの、ぼっーとして」

琢磨「いや、なんでもない」


カフェ

 琢磨と遥、向かい合わせで座っている。

琢磨「光陰?もの凄く頭イイんだ」

遥「我が家の自慢だから」

琢磨「遥の大学だって、悪くないじゃん」

遥「光陰に比べたら大した事ないし、私が言うのもどうかと思うけど、目も大きくて可愛いし・・・」

琢磨「美人姉妹だね」

遥「本当に、そう思ってる?」

琢磨「二人とも綺麗だと思ってるけど、遥の方が可愛いよ」

 照れる遥、それを見つめる琢磨。