怖い体験したことある? | 戦車兵のブログ

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元陸上自衛隊の戦車乗員である戦車兵のブログ
北海道在住でマニアックなメカとしての戦車じゃなく、戦車乗りとしての目線から自衛隊や戦史、戦車を見る!!。
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このブログでは怪談をよく取り上げるので、怖い体験談はよく紹介している。





先日も横断歩道の信号待ちでの話しを紹介した。





怖い体験というのを拡大解釈するならば何も怪談話的なものばかりじゃない。






ブラックな企業の話も怖いものがたくさんある。





目の前で事故が起きて、救急車を呼ぼうとしたら会社の社長の息子が労災になると不味いと、頭を打って素人目にも首が・・・・って感じで頭を打っているので動かさない方がいいと思う状態なのに病院へ当ても無く車に乗せて行ったなんて話も怖いね。





その人は亡くなったけどね。




会社の社長が遺族に迷惑かけやがってといろいろ言っていた噂も怖かった。





幽霊より怖いよね。





怖い体験と言えば、心霊ものも王道だけれど・・・。




体験談としてはいろいろあるからな・・・・。




軍隊とか戦争の話を昔いろんな戦争体験者に聞きに行った時にもあったね。





ある戦場の生き残りの方に話を聞いた時、生々しい戦場体験で涙なしには聞けない話ではあった。





ふと、戦争体験者のその老人が「あんな過酷な地獄の戦場を体験してもさ、幽霊は気味悪かったね怖かったよ」と言った。





私もその手の話は嫌いじゃない「幽霊といいますと?」と聴くと、「あれは戦闘もほぼ終結して生き残った戦友と友軍の陣地を渡り歩いていたんだが、洞窟陣地へ入ると中に人がいるんだな、おお生き残りかと思って近付くと、頭が無いのやら、もう生きていないと解るようなのから・・・、もちろん頭はなんともなくても腹に穴が開いたのとか」と戦場の幽霊の話を聞いていたときのことだった。





ピキッ、ピキッといわゆるラップ音らしき音がした。





老人はゆっくりと話していたが、「あああ、戦友が来ちょるな、戦争の話をしているから集まって来たな」と言った。






すると窓に兵隊らしき人が覗いていたのを一瞬見てしまった。




軍帽を被った軍服姿の・・顔は覚えてない。




背筋がぞくっとしたのを覚えている。





「あっ・・・・」と声に出てしまったが、老人が「今ねちょっと誰にも話しをしていない大事な話をしようと思ったんだけどね、どうやらその話はするなって戦友が言ってるみたいだから墓場までもってくよ」という。





老人は何か人には言えない話があったようだが、兵隊の幽霊が見えたとたん口を噤んでしまった。




「こういうことってよくあるんですか?」と聴くと目を瞑って何も言わなくなってしまった。






いったいどんな話だったのか今もって解らない・・・、いや本当はなんとなく・・・それは言うまい。





それを想像すると怖くてたまらなくなった。