北海道弁講座 | 戦車兵のブログ

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元陸上自衛隊の戦車乗員である戦車兵のブログ
北海道在住でマニアックなメカとしての戦車じゃなく、戦車乗りとしての目線から自衛隊や戦史、戦車を見る!!。
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画像の容量が増えましたね。


写真を多く使う私としては大歓迎で、5倍の容量だもんね。


最近、北海道弁の話をした、一般的な標準語だと思っていたのに違うということもたくさんあることに気が付いた。


これは昔からよく使う「内地」と使うが、これは道外すなわち本州以南を俗に「内地」と表現する。


こういうと北海道は「外地か!」と突っ込む人がいるが、沖縄も同様に「内地」と使うらしいね。


「手袋をはく」と表現する(共通語においての「ズボンをはく」と同じ)。


防寒用の大きな手袋をつけるので、「はめる」という装飾用の手袋に対する感覚と違うから、など、日常において着用するものであることから「はめる」ような不器用さを感じさせる表現は合わないから、などの説がある。


広島方面、香川県でも用いられる。


私的には手袋は「はく」だよ!!


自衛隊でも敬礼するのに冬季は手袋を脱いで敬礼するが、敬礼後「手袋をはけ」って言うからね。

なまら、なんまら(とても、かなり)比較的新しくできた表現で、品の無い言葉として嫌う人が多い。


道内で使うのは若年層が主で、しかも特定階層に限られる。


元は新潟弁で、1970年代に新潟県出身のラジオDJが使ったことから使われ始めた。


主に道央、道東、上川などの内陸部で使われ、稚内周辺では同意語で「べろ」、函館周辺では「がっつ・がっつり・わっつり・ばっこり・だで・うだで」というものがある。


「なんまら」は強調表現。だが、近年北海道でも「めっちゃ」、「超」のほうが多く使われようになりなまらは若い世代でもあまり使われなくなりつつある。


「なまら美味いべさ」って言うこともあるかもね。

「ゆるくない」(大変だ、苦労だ)「最近残業ばっかりでゆるくない」


最近はあまり聞かなくなったかな「ゆるくないね」とか・・。


「こちょばしい」、こそばい、もそこい/もちょこい(くすぐったい)


これは最近使ったら「こちょばいって何?」て聞き返された。


ばくる(交換する)交換し合うは「ばくりっこする」。


ばくろう(【博労・伯楽・馬喰】『(1)馬の善悪を鑑定する人、馬の病を治す人、馬を売買・周旋する人(2)物と物を交換すること」』広辞苑)に由来する。


「ばくる」これは子供の頃よく使ったね。


「はたく」(人を)叩く、殴る。「おだってるとはたかれるよ」


これ方言だったのか?


「ほろう」(雪や埃などを掃う)「背中の雪、ほろってやる」


標準語じゃないの・・・・。


いろいろあるね・・、自衛隊時代にゴミを指して「これなげとけ」って言ったら、ゴミを投げて寄こして華麗なる上段回し蹴りを私に食らった九州出身の後輩がいたが、「なげる」とは「捨てる」って意味として通じないということを後で知ったね。