今日は休みだった今流雨の涙を思い出した心臓が潰れた。
ステージの上で演奏が終わった後の流雨を見ていたいつでも見てる流雨が動かなくて心配でステージの近くに行ったら目元を擦ってるから何かが弾けとんで楽屋に走ってってメンバーに声をかけられたけどあいつ泣いてるって一言だけ喋って靴を脱ぎ捨ててステージに上がった泣いてる流雨をなだめてなだめてなだめてとりあえず楽屋にかえりなさいって言って涙が止まったあの子は機材の片付けをはじめてあたしはコードを巻き取るくらいしかできなくて二人で楽屋に戻って靴を履いて…靴を履いて。
うにゃうにゃ喋って何かにイラついてあの子のシュシュとピックを奪ってきたんだ。確か。
感情が爆発したあの子をあのとき初めて見たんだ。そういえば。
いつも二人でタールみたいな感情をぐるぐる混ぜ合わせてるけど、爆発は無かったもんね。
この気持ちに、名前をつけてよ。
♪NAME