11泊12日の入院のおかげで、体力もまだ完全には戻らないまま、この日がやって来ました。また病院です。退院してから5日しか経ってない。ただでさえ病院に行くのは気が滅入るのに、アムルビシン(カルセド)3クール分の効果判定のためCT検査もあるのだ。今、私が一番恐れている言葉、それは
「効いていないので、中止しましょう。」
です。これ言われたら頭真っ白になって固まるね。
スーテントを始めた頃から、「後がない」感がずっと心の底に沈殿していて、なくなることはないんですよね。ふだん普通に仕事して、公園で犬と遊んで、同僚や犬友さんと世間話をして、趣味で体も動かして…という生活なので、周りの人にはそんな暗~い闇とガラスのハートを抱えているとは思われていないのですが。
で、CTの結果です。
医「効いてますよ!」
私「ウソっ!!」
でした。1クール目を始める前に「この病院では10人くらいに試して効いた人が1人いたかな。」というようなことを言われていたので、最初からダメ元感がすごくあったのです。なので余計に冒頭の言葉を言われるのでは…とウツウツ、ビクビクしていたのですが、
「効いてますよ!」
この言葉は厚く空を覆う雲の隙間から、太陽の光が差し込んだような感じだった。だって折に触れて心の中でアマテラスさんにお願いしてたから。←東京に住んでるけど心は三重ケンミンなので。
神様か仏様かどちらか分からないけど「まだ生きてていいよ」って言われた気分です。
CTの画像はこちら。
左の列が2024年10月25日、右の列が2025年2月19日。一番分かりやすいのが、上から3段目の、副腎のところ。拡大するとこんな感じ。
前回はぷっくり腫れていて、長径が50mm超だったのが、
今回は腫れが少し引いて、長径は36mmくらいだそうです。体積にすると大まかな計算で37%減。
そんなわけで、主治医氏と前回の入院に至った原因など検討した結果、結局アムルビシンは減量せずに、予定通り元の容量で点滴することにしました。但しジーラスタ必須で。