土曜日、お茶のお稽古に行ってきました。今年最後かな。お稽古はもう1回あるのですが、時期的にアムルビシンの副作用からまだ回復してなくて、お稽古どころではない気がする。
2月には職場の文化祭で終業後に茶席を設けることになっているので、その時の道具立てでお稽古です。江岑棚にタバコ葉紋様の水指。
鎖国の頃に、オランダからタバコ葉を輸入する時に葉っぱが詰められていた壺を水指に見立てたのが始まりだそうです。
この日のお軸は「冬嶺秀孤松」。
もともとは、陶淵明の四時詩という四季の景色を詠った詩の一部です。
春水満四澤 春水 四澤に満ち、
夏雲多奇峰 夏雲 奇峰多し。
秋月揚明輝 秋月 明輝を揚げ、
冬嶺秀孤松 冬嶺 孤松秀づ。
それにしても、日本人って陶淵明の詩が好きだな。この四句、全部短冊で見たことあるぞ。「帰去来辞」も有名ですしね。