やっと休薬に入りました。でもまだ薬が抜けておらず、朝からめちゃくちゃダルくて体が重い…。しかも外は雨。ゆっくり寝たい気もするし、私には珍しく「欠席しようかな…」という気持ちがよぎりましたが、体を動かして好きなことやる方がいいかな?というわけでちょっと気合を入れて行ってきました。
お稽古は炭点前。羽箒、環、火箸、香合、釜敷と小道具がいっぱいあるし、炭も七種類あるので、覚えるのが大変。まだ「体が覚えてる」レベルになってないから、所作がぎこちない。
この日のお軸は、利休忌が近いということで、利休の辞世の句でした。
人生七十 人生七十
力囲希咄 力囲希咄 ←掛け声だそうです。
吾這寶剣 吾が這の寶剣
祖佛共殺 祖佛共に殺さん
禅の語録では殺仏とか、よく出てくるし、仏(ブッダ)はもう死んでるから、今さら本当に殺すわけではなくて、「ブッダをも超えてゆけ!」みたいな意味の比喩なんだろうけど、こういう物騒な字面でも茶掛けに使うのね。
後から禅関係の各種サイトを調べてみたら、「執着や依存など、自分を縛るものは何であれ手放しなさい」というような意味だと説明されていました。
それでもやっぱり鬼気迫る感じはしますよね。「えいっ!」「やあっ!」「とぅ!」←力囲希咄を訳すとこんな感じらしい。って声出して気合を入れないと、自分の腹に剣は刺せないよね。大谷君もイタリア戦で1球1球マイクに拾われるくらいの声を発して投げてたもんな。
病気が発覚した時、「辞世の句でも詠めたらカッコいいかなぁ」なんて思って、こんな本を買って読んでましたが、
この本にも対になってる和歌とともに取り上げられてた。
…私は文学的なセンスがないから、辞世の句は作れそうにないかな。