昨日は今月最後のお茶のお稽古の日でした。お稽古するのは前回と同じ、長板の一つ飾り。台風が2つ過ぎた後は、少し気温が下がって、目の前に風炉があっても我慢大会ではなくなりました。
この日の掛け物は「山色清浄身」でした。
もとは蘇東坡の句とあります。
溪聲便是廣長舌
山色豈非清淨身
夜來八萬四千偈
他日如何擧似人
せせらぎの音は仏様の声
山の景色は仏様の姿そのもの
夜に聞こえる無数の川音は仏の説法
後日この境地をどうしたら人に示せるだろう?
…みたいな意味かな。ブッダの体は金色に輝いてるそうなので、秋になって山が黄葉したら、仏の姿に見えるかもねぇ。
せせらぎの音に黄葉した山…水墨画の世界みたいだけど、かなり東アジア的な景色な気がする。インドの人はガンジス川の音を聞いてブッダの説法とか、神様の声とかを想像するのだろうか…?
お花は水引き、むくげ、薮ミョウガ。