昨日は今月最後のお茶のお稽古。前回に続いて長板の皆具のお稽古です。他の人のお点前もじっくり見て、何とか手順を思い出してきたところで、先生からご指名が。


「次は◯◯さん、お濃茶やってみましょうか。」


ああ無常。私の前にお点前した人は、お薄だったのだ…。濃茶と薄茶は、共通するところもあるけど、いろいろと違いがあり、前の人のお点前をじっくり見たのに、ハイ、いったん忘れて下さい!


そして今回も、前回と同じく一から十まで先生の指示に従って動くしかないのだった笑い泣き。先は長い。


この日の茶菓子は、先生の先生から差し入れていただいた干菓子。味噌餡の麩焼きせんべいと、虎の形をかたどった落雁。竹藪に虎みたいな取り合わせがオシャレです。


お花は紅白の椿で、お軸は彩鳳舞丹霄。字面からして縁起が良さそうな感じですな。年頭の茶会でよく掛けられるそうです。



お稽古後に調べてみたら、禅の語録が出典のようですね。妙心寺さんのHPに「看脚下」というタイトルの法話が載っていました。短冊の句は、このエピソードのものです。法演というお坊さんが、三人の弟子と夜道を歩いていたら、風が吹いて灯りが消えた。そこで法演に「灯りが消えた暗闇の中でどうするか?」と聞かれ、弟子Aが「彩鳳舞丹霄」と答えた。弟子Bは「鉄蛇横古路」と答えた。法演はどっちの答えにも不満足。すると弟子Cが「看脚下」と答えて、法演はこれを絶賛したと。

 

 「彩鳳舞丹霄」「鉄蛇横古路」が何の比喩なのか、ド凡人の私には分かりませんが(さすが禅問答!)、お師匠からマル💮をもらえない回答だった、ということだよね。それを軸にして目出度がってていいのだろーか?と若干のギモンが残るのだった。



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