先日の今年最後のお茶のお稽古。流し点(ながしだて)というお点前を習いました。初めて聞くお点前です。仕事の都合で少し遅れて参加となったとのですが、炉のそばにどーんと水注ぎ薬缶が鎮座していたので、「???」となったのでした。なぜこんなトコロに薬缶が?


流し点というのは、先生のご説明によりますと、今くらいの時期、夜に茶会をする時に、寒い中わざわざ足を運んでくれたお客さんに、「まずは一杯どうぞ」という気持ちでお茶を飲んでいただく、気楽なお点前だそうです。駆けつけ一杯みたいなものか?


水屋で裏の仕事をしている間にお軸とお花が片付けられてしまったので、写真はないですが、この日のお軸は


無事


今年も一年、何事もなく過ごせました、という意味で、12月によく掛けられるそうです。日常でもよく使う言葉ですが、改めて辞書を引いてみると、


 とりたてて事のないこと。平穏であること。平和であること。

 無病で、健康なこと。

 作為をもって行なわず自然のままであること。

 過失や事故がないこと。無難であること。

 するべき事がないこと。暇なさま。

「精選版日本国語大辞典」より。


とあります。③や⑤の意味ではあまり使わないかな。病気をする前は、12月にこの軸を見ると、何となく①の意味を想像していたけど、今となっては圧倒的に②④です。もっと直截的に言えば、


死ななくてよかった。


いや、マジで。今年も病院でいろいろ言われましたよ。「心不全」「ネフローゼ症候群の一歩手前」「下垂体炎」。心臓、腎臓、脳…重要臓器ばっかやん。


「心不全」は詳しい検査の結果、問題なし。左室駆出率はむしろ通常よりよかった。

「ネフローゼの一歩手前」は薬を減量して回避。

「下垂体炎」は様子見だけど、検査値的には問題なし。結果的に生きてますけど ←見た目と普段の行動は、普通の人と同じか、何だったら普通の人より元気。不吉な怖いワードがぞろぞろ。


でも、無事でいられなかった方もいらっしゃいます。ブロ友さん…リアルでもお会いしてお話したことのある方、お会いできずブログ上での交流のみだった方…、ブロ友さんのご家族。今年じゃないけど、職場の同僚。


マジで、死ななくてよかったよ。


こうしている間も外からは救急車のサイレンが🚑🚑🚑。うち、幹線道路が近くて、近くに総合病院が3つほどあるのよね…。


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