アメリカンなお茶に気をとられて忘れてました。
先週のお稽古は、初めてやる七事式のひとつ、且座というものです。モノの本によると禅の語録に「且座喫茶(ちょっと座ってお茶でも飲もうよ)」とあるのが名前の由来らしいですが…禅問答なので何が言いたいのかサッパリ分かりません!
茶事の方はというと…登場人物は5人。東(ホスト)、半東(ホストの補助)、正客、次客、三客。
席に入って準備が整うと、東が「お花をお願いします。」と声をかける。床の間に花入れと花材(今回はリンドウ、オミナエシ、フジバカマ、クサボタン)の載ったお盆があるので、正客は即興で花を生けるのだ!
そして生け終わったのをみんなで見る。
次は次客が炭つぎ。私の担当だ!これがね〜炭を置く位置と順番が決まってるので、頑張って覚えましたよ。
炭斗(すみとり=炭を入れとく籠)に炭を入れるところから…
本のお手本。
練習したくても手元に炭がないので…描いて覚える。
風炉に据えたところも同様に本で確認して
他にも釜を風炉から下ろしたり載っけたり、他のお客に見えるように置いたりetc.何で客が炭をつぐのかな?と思ってたけど、炭をついだ様子もみんなで鑑賞。「燃えて湯が沸けばいいじゃん」というわけにはいかないのだった。
こういう決まりを堅苦しく感じる人もいると思うけど、今風の言い方をすれば「最適化」した結果のようですね。空気の通り道を作って、一番効率よく火が熾るようにしてあるらしい。あ、あと見てくれも。
炭の次は三客さんが香を聞くための聞香炉(手乗りサイズの香炉)に香木を据え、それを正客から順番に聞くと。
その後ようやくお茶を点ててもらえます
。

ふぅ。ちゃっちゃとやれば1時間かからないそうですが、そこはお稽古なので先生のチェックが入ったり、やり直したりで1時間半ほどかかりました。
足が痺れてきてツラかったけど、楽しかったです
。

華道の要素あり、香道の要素あり、床には書がかかり…で茶道が総合芸術と言われるのがよく分かったお稽古でした。そういうウツクシイ空間をみんなで協力して作るのが且座なのかな? ←先生が忙しそうで質問できなかったので、違ってるかも。
余った花材をもらって帰り、思いっきり洋風の花瓶に生けて、ワンコのコツにお供えしました。