共通点その2
人のために何かしている。
登壇された方の中に、ジュエリーデザイナーさんがいらして、その方はファッションブランドと連携してピンクリボン活動をしていらっしゃるそうです。
他にも、保坂先生のグループカウンセリングで、後から参加してくる方の話を傾聴する役まわりになっている方もいらっしゃいました。
形はいろいろだけど、自分の経験や特技(?)を誰かのために使っている。
それは「誰かのため」であると同時に「自分のため」でもあると思うのです。
がんの、しかもステージ4の患者は孤独や不安や恐怖…を知っています。社会から切り離されてしまったという感覚は、多かれ少なかれ持ってると思うし、それがどんなに辛いことか痛いほど感じている。
だから周りにそういう人がいたら、手を差し伸べたり、声をかけたりしたくなるんだと思います。「他人事じゃない」って感じかな?
そしてそれは同時に自分と他者、ひいては一度切れてしまった(かのように感じられた)社会とのつながりを再構築することでもあるのではないでしょうか。
病気になって無力感に苛まれた者にとっては「誰かの役に立つ」ことは想像以上に生きる力になるし、自己肯定感も上がります。
それが「ステージ4をぶっ飛ばす」原動力になっているんじゃないかなぁと考えた次第です。