饅頭怖い、のパロディではありません。病院、マジで行きたくない
。行った方がいいと分かっていても行きたくない。
「何もないかもしれないよ。それは検査受けないと分からないし、何もなければスッキリするし、何かあっても知らないでヒドくなる前に分かる方がいいんじゃない?」
「そうだよね…。分かってるけど電話できないよ。」
「大丈夫だよ。この前の血液検査で腫瘍マーカーは基準値内だったんだしさ。新しいのが増えてたらもっと上がるんじゃない?」
「でもマーカーって参考程度だとも聞くし。」
「M先生もS先生も『基本的に丈夫なんですね』って言ってたじゃん。TS-1の副作用も大して出ないくらい体力も戻ってきてるんだから大丈夫!」
「大丈夫じゃなかったから今こんな状態なんじゃん…」
「そうだね。だけど以前と今では状況も違うし、何かあったとしても早く分かれば手の打ちようもあるよ。」
「もう面倒ごとが増えるのは嫌!」
「後々面倒なことにならないように今行くんだって考えようよ。」
「………。」
「大丈夫。安定剤飲んだから、もうすぐ効いてくるから。そしたらとりあえず予約だけとろう。」
「行くべきだってことは分かってるんだよ?」
「うん。保健師さんも言ってたけどさ、順番に一つずつツブしていこうよ。やれば終わることはさっさとやっちゃった方が気がラクだよ。」
「…仕方ないね。」

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職場で婦人科検診(子宮頚がんと、マンモグラフィ)を申し込んでいたのですが、検査予約は自分でクリニックに電話しなければなりません。〆切もあるのに、何だか病気に関することに触れるのに心理的な抵抗があって、ずっと放置していました。
すでに一つがんを発症させてるから、なりやすい体質なのかもしれない。レアながんを引き当てるくらいだから、それより罹患率の高いがんになってもおかしくない…だから検査を、と思ったのに、診療所に電話しようとすると心が拒否する…。
重い腰を上げて健康管理室に予約の取り方について聞きに行ったのですが、そこの保健師さんと話しているうちに涙が出てきて止まらなくなりました…。大泣き。息遣いも荒くなる。
病院怖い。
また何か妙なモノが見つかったりしたら、今度こそ立ち直れないかもしれない。私はそんなに強くない。
職場で涙は見せられないので、安定剤を飲んで、薬が効いてくるまで少しの間、外に出ていました。
そして自分の中の「理性的なキャラ」にご登場願って、病院怖いと震えている自分に話しかけてみる。
理性
「病院に行くことと、病気を発症することは関係ないよ。だったら嫌なことはさっさと終わらせようよ。」

感情
「でも…何か見つかったらどうする?」















寒空の下で声に出してモノローグ。分裂病ではありません。不安は声に出した方がいいとあったので試してみた。
応えてくれるのは自分だけ。本心ではこんな弱音の呟きを受け止めてくれるパートナーなりソウルメイトなりがいてくれたらなって思う。家族はダメ。「病院が怖い」なんて心理、分かってもらえそうもない人たちだから。自分で何とかするしかない。お一人様のリスクだね…。

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