さてさて。前回は同期の子のことを書きましたが、今回は職場のOB、Tさんです。

Tさんは中国の図書館で働いていたことがあり、私も中国に語学留学していた関係から、OBといっても上下関係というより、年の離れた友達的な人です。

Tさんは定年後、中国語文書の翻訳などをバイトでしていたのですが、私が病院と実家でくすぶってると知り、翻訳の仕事の一部を回してくれたのです。しかも万一私が穴を開けたら、自分で翻訳する覚悟で。

「こんな私でもまだできることがある」

それは私にとっては、貴重な社会とのつながりでした。

内容的には知っている分野の話だったので「一回ザッと目を通して知らない単語をチェックして、二回目の読みで確認しながら入力しよう」などとノンビリ計画を立ていたら、時間は過ぎるは、アタマはぼんやりだわ、さあ大変!

Tさんの恩に報いるためにも、迷惑をかけないためにも、そして何よりTさんがくれた、社会とのつながりを無駄にしないように、頑張らねば。