続・病と老化の元は活性酸素(2)
以前「老化に活性酸素関与せず:日米チーム、従来の説否定」というニュースが流れたことがある。
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このニュースの通りだとすれば、例えば「老化もがんも酸化が原因だった」という写真の本は誤ったことを書いている事になる。
巷にはこの種の本が沢山出てるし、このことは定説となっているくらいだから、これを覆す大発見ということにるだろう。
「続・病と老化の元は活性酸素」を書いていて、あの研究のことはどうなったのだろうと思いだしてインターネットで調べてた。
すると、ニュースが流れたのが2005年7月。発表したのは東大食品工学・染谷慎一特任教員らと米ウィスコンシン大、フロリダ大のチーム。
その後大きな話題になった様子もないし、世の中では相変わらず「老化の元は活性酸素」と言われている。あの発表はどうなっちゃたのかなあ。
実はあのニュースが流れた時、この新・管理人のつぶやきで取り上げたのですが、今は閉鎖されています。それで私も見ることができないので、改めて取り上げてみました。
研究の内容を簡単にまとめると・・・
活性酸素は体を酸化させ、遺伝子や細胞膜を傷付ける有害物質とされている。従来、活性酸素がミトコンドリアを攻撃して老化を促すと考えられていた。その働きを抑える抗酸化効果をうたった健康補助食品などが市場を賑わしている。 研究ではマウスを使っている。 |
この研究は前提を間違えている。「老化の元は活性酸素」ということは、活性酸素による遺伝子の酸化障害によって老化や病が起るのであって、老化が進むと活性酸素が体内に発生するわけではない。この(B)のラットは人為的に遺伝子を組み換えられたことが老化の原因であって「活性酸素」は関与していないのだから
「ミトコンドリアの活性酸素のレベルなどを両グループで比べたところ差がなかった」としても何ら不思議ではない。
また、「酸化ストレスの増加が、老化に関与してない」というが(A)と(B)とにストレスが与えられる環境の差を設けて(B)にストレスを多く与える工夫があったとは書いてないので、そのような工夫はされてなかったと思われる。
実験を行うのであれば(A)(B)(C)三群のラットを準備し(A)を還元的な環境(たとえば水を還元水にするとか抗酸化対策の環境を与える)。(B)一般の普通の環境。(C)酸化の環境=活性酸素が発生する環境の中で飼育し、比較すれば結果は違ったハズである。
その後の反響がどうなっているのかインターネットで調べてみたが、発表時の情報はあってもその後は何らの話題性もなく、この情報は埋没してしまったようだ。
そして、私と同じように、実験の前提に誤りがあるという指摘をみつけたので、私と同じように「実験の前提」がおかしいと思った人は多かったのかもしれない。
化学(科学)とは理論ではなく現象があってその原因か推測されるとか、因果を推測して研究していくもので、理論があっても現象がなければその理論は間違っているかもしれない。そこで実験をして現象が現れるかどうか検証するのが化学(科学)である。
先の東大の実験も「老化の元は活性酸素」であるのかどうか調べるための研究だった。。
電解還元水が還元力によって老化の防止(進行を遅らせる)の働きがあるのかどうかは実際に還元水を利用している方々の実態をみればよいことになる。
実は9月に入って東京地区のユーザーに対し点検サービスを実施している。これは還元水が正常に機能しているか、お客様がきちんと還元水をご利用されているかの確認のためである。
実際に現場を回ってみるとご利用の仕方もさまざまで、十分に利用さておられない方には、一からご利用方法を説明させていただいている。
十分に還元水を活用されているお客様は実は我々を見る目が厳しいということを知った。実はこれはお互いさまなのですけれど・・。
私はお客様のお宅へ伺うと、まずお客様の顔や肌を見る。肌が艶々していて、ご高齢の方はいわゆる老人っぽい老け方をしているかどうかにまず目が行く。
ところが、お客様も同じ視点で我々を見ている。あるお宅で「わたしは還元水が見えたら、その方の顔色や肌を見ることにしています」と仰る。つまり還元水も碌に飲んでいのに点検や還元水の能書きを言われたくない、ということだ。
電解還元水は「体験営業」である。自分が体験していないことをお客さんに喋れない。体験の引き出しが多ければ多いほど、お客さんに対して説得力が持てることになる。
Aさんは60代半ばの主婦。お伺いすると、すぐにご自身の若さを強調される。花は元気で一杯花を咲かせるし、食材は長持ちする。そして、「私を見てください」と若さ自慢を聞かされた。
Bさんは66歳の主婦。やはり若さを強調される。実は久々のクラス会があって、会場へ行くと会合の受付がいくつもある。ところとが自分の年代の人が集まっている受付がない。(つまり、皆、自分より年上のオバンの集まりばかりだと仰る)
迷ってウロウロしていると、通り過ぎた受付から自分を呼ぶ声がする。今しがた(こんなオバンの集まりは違うな)と思って通り過ぎてきたところだそうだ。
クラス会が始まって、担任の先生が「Bさんは若い!」と何度も言っていたそうだ。
同じような話は他にもある。水戸の50代と思われる主婦の方から、クラス会に出て「私、お姉さん。みんなおばあさん」と喜びの電話をいただいたことがある。かくいう私は63歳になろうとしているが、(私の歳を知らない)何人かの人に聞きいてみると50代前半だと言わる。
通勤電車に乗っていても、私より老けている(老けて見える)サラリーマンが沢山いる。民間企業は概ね60歳定年だから、私より年上のサラリーマンがそんなに多くいるハズがない。
私より年下なのに、年上に見えるといことは、老化の進行が全然ちがうとういことだろう。私が還元水を飲み始めたのは48歳だから、もっと若い時から飲んでいたら今よりもっと若く見えていたかもしれない。
あるお客様のところでは、食材を還元水に浸すと、保存期間が延びるというお話をさせていたき、「大葉」で説明を始めると、冷蔵庫からタッパウエアに入った「大葉」を出してきて見せてくれた。「大葉は大変虫がつきやすく、スーパーなどで売っている、虫が喰った後がない綺麗な状態にするためには相当農薬を使っている。だから我が家では「大葉」は自家製という。
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そして見せてくれた「大葉」は青々として香ばしい。「普通4日もすると傷み始めるけれど、還元水に浸して保存した「大葉」は2週間たってもこの通りですよ」と奥様。もちろん食材は還元水に浸して使っている。
「そんなこと、我が家ではとっくにやってるわよ」、と一蹴されて言うことなし。
老化については、亡くなったわがお袋の例もある。あきらかに老化の進行が遅れる現象がある。「大葉」と人間と一緒にするなという声も聞こえそうであるが、宇宙の万物はすべて同じ元素でできている。大葉に起きることは形や時間的経緯は違っても人間にも起きると考えるのが科学の道理である。
現場で起きていることを把握しないで論じても机上の空論。東大ですら考え違いを起こすという次第。
最後に、みかんの写真をご覧いただこう。
しなびた「みかん」を還元水に浸した結果どうなったかである。ここでは遺伝子操作などという姑息なことは行っていないことを念のため申し添えておこう。
<酸化還元反応>
▼しなびたみかん▼ |
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▼Aを還元水に浸してみました▼ |
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▼還元水に浸したみかんは鮮度がよみがえりました▼ |
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Aがつややかになったことがわかります。 |
つやつやになったみかんの酸化還元電位を測っていないが、実は他のメーカーがミニトマトを使って実験した結果がある。
スーパーで買ってきたミニトマトの酸化還元電位は「+」の数値だが、これを還元水に浸すと「-」の数値になる。畑で獲れたときのミニトマトは「-」の数値だそうだから流通段階で、酸化によって「+」の数値になっていることが分かる。還元水に浸して電位が「-」になるということは、数値的にみても「酸化」が「還元」されている。
人間に例えれば、老化と若返りの現象ということになる。
そして、他の水、つまりミネラルウオーターやペットボトルの水では酸化還元電位の数値は「+」を示して、数値はほとんど変わらない。重曹を加えたアルカリ性に水をつっくったところで前頁に示した通り、還元力はないから、他の水と変わらない。
現象を無視した批判は道理から外れているから、現象の前にことごとく覆されるということになる。
なお、当然ですが、つやつやに蘇った「みかん」は皮をむくと、皮がちゃんとしていて実もしっかりしている。一方のしなびた「みかんは皮をむくと実の皮も一緒にはがれたり、それなりに老化(?)していた。