温暖化防止に待ったなし! 
      水素社会の到来、水素水の時代がやってくる。



今、私の心の中では、「水素水の時代」が物凄い勢いで訪れる予感がする。この流れは加速こそされ、後退することはないだろう。新年を迎えてさまざまな情報を目にして、その思いを強くしている。この激流に「水を批判する一派」は押し流されてしまうだろう。
例えば、自動車業界をみれば、あの世界のトヨタですら「あっ」という間に赤字に転落しあえいでいる。
これは単に景気の低迷による需要減退ではなく、脱車社会の流れが一挙にふきだしたのかもしれない。
我々はアメリカの方にばかり顔を向けて、他の世界の情報には無頓着であったと思う。

一度ヨーロッパに目をむければ、車、航空機は「ノーサンキュー」の世界を目指している。
例えばパリは20年後には「車ゼロ」都市にすると宣言している。この流れはパリだけにはとどまらない。
いま、ヨーロッパは鉄道の時代に入ろうとしている。
また、30年以内に化石燃料使用全廃という動きもある。
この背景にあるのが、地球温暖化を急速に止めなければいけないという危機感だろう。「CO2」の削減に非常に力を入れている。

北極の氷が溶けはじめて白熊の絶滅が心配されている。

日本の大手スーパーが白熊を救う基金を集めるという。数億円の目標だそうだがその資金でどうやって白熊を救うのだろうか。
氷を大量に購入して北極海に浮かべようとでもいうのだろうか?ナンセンスな話である。お金で環境は買えない。
ヨーロッパは北極圏の国々もあり、また氷河もある。それらがすさまじい勢いで崩れていくのを目の当たりにしている。
温暖化の危機感がアメリカや日本とは違うのかもしれない。
それにアメリカ資本の利潤の追求は温暖化防止とは相反する。

温暖化の進行は、実は人類滅亡のカウントダウンの状況に入っているといえるのかもしれない。

前回、ロシアのウラジオストック港から軍艦が一掃され軍事施設も撤去され民間港になってしまったということを書いた。
そしてシベリア鉄道を近代化しヨーロッパまでの所要時間を現在の7日から10日かかるのを半分の時間に短縮し貨物輸送の大動脈を建設している。
ウラジオストックといえば、横須賀のアメリカ海軍と海上自衛隊の軍港を民間港にし軍艦を一掃してしまうのと同じくらい衝撃的なことである。しかし、ロシアはそこまでしなければならなかった。
写真をご覧いただこう。
以前もご紹介したシベリアの建物が崩れ落ちかけている写真だ。


永久凍土の上に建てたのに、その永久凍土が今や消えつつあるからだ。
実は永久凍土が大量の二酸化炭素を閉じ込めている。
永久凍土が溶けてこの二酸化炭素が大気中の放出されると、ついには地球は灼熱地獄になるかもしれない。つまり金星を想像していただければ、我々がどのような状態になってしまうかお分かりいただけるだろう。
この写真は「不都合な真実」に掲載されていたものですから、今から4年以上前のものです。現在はもっと進行しているかもしれません。
ロシアは温暖化による人類滅亡の危機を目の当たりにしているのです。軍事どころではないと考えても不思議ではありません。
鉄道はCO2の発生を航空機や船舶よりも抑えることが出来るでしょう。
貨物輸送を航空機や船舶からシベリア鉄道にシフトすることによりCO2の削減が図れます。
水の批判派が嘲笑する活水器を英国ブリティシュガスが英国全戸に設置を進めています。
英国政府がCO2削減のため国家プロジェクトとして同じ活水器の活用を検討をしているのも、それだけ切実に地球環境のことを考えているからでしょう。
お隣の韓国でも火力発電所の撤廃をめざして燃料電池発電の実験がソウルで始まります。

 

石油に替わる次世代エネルギーとして、さまざまなものが研究開発されています。水もそのなかのひとつです。新年になって、いろいろな情報を調べていくと、どうやら、水こそがポスト石油の有力なNo1候補ではないかと私には思えます。
水から水素を得る水素エネルギーの時代です。
その方法のひとつにトリムイオンのように水を電気分解して水素を得る方法です。ソウルの燃料発電所もアイスランドの水素スタンドも、三菱商事が開発した水素スタンド装置も、水の電気分解による方法です。
実は、この方式は中学2年生の理科のレベルの話だそうです。

水素の働きはエネルギー問題の解決だけではありません。私たちの健康にも関わっています。
この世界は「酸化還元の世界」といわれています。酸化とは鉄が錆びる、食物が腐るなどの状態です。細胞が活性酸素によって酸化されると健康を損なうのもそうです。酸化の原因は酸素。還元とは鉄の錆びをとる、食物の腐食を防ぐ、細胞の酸化を防ぎ健康を保つということでしょう。還元力の代表が水素です。
電気分解によって得られる陰極側の水に水素が発生します。
果たして陰極側に発生した水素が水の中に長い時間溶存しているのかどうかということが問題です。かつて科学は「水の中に水素が溶存するといっているのは科学の非常識」といっていました

そのエピソードを過去に書いたことがあるのでご紹介いたします。

平成6年ころ、世界で初めて「溶存水素を計測」できる機器がT電波工業から発売されました。このニュースを聞きつけた、この水を研究している医学博士から「三菱さんなら機器を借りることができるだろうから、機器を借りて、この水の水素を計測してほしい」と依頼があったのです。
三菱樹脂平塚研究所で計測することとなり、メーカーに機器を借りに行きました。
T電波工業に「何の溶存水素を計測するのですか?」と聞かれ「水」と答えると、大笑いされたそうです。
「誰が水に水素が溶存すると言ってるのですか?
水に水素が溶存しないというのが科学の常識です。その医学博士は馬鹿じゃないですかね?」
ところが、水素が計測されてしまったのです。嘲笑したT電波工業が真っ青になったというエピソードが伝わっています。

「水に水素が溶存する」ということは科学の非常識だったのは、計測する手段がなく証明ができなかったからだという、何とも浅はかな理由だったのです。科学はちっとも科学的ではないという証のひとつが、このエピソードです。

その後、九州大学大学院の白畑教授が「活性水素」について研究発表し、最近では水素の働きについて日本医科大学の太田教授をはじめ多くの発表があります。
これらの研究について批判も多くあるようです。

この世の中は「因果律の世界」と言われています。原因なくして結果なし。結果だけあって原因がないということはありえないというものです。
電解還元水によって起こる現象(結果)から水素による還元力(原因)があることが想像されます。九州大学大学院の白畑教授や日本医科大学の太田教授はそのことを解明しようと研究されているのです。

今、水の電気分解によって水素を得る方式が世界規模で行われようとしています。揚げ足取りのようなつまらぬ批判が多くありますが、やがて一掃されてしまうでしょう。
まもなく社会が変わる。産業が代わる。そして利権構造が変わる。地球を救うという世界規模で起きている行動に反するものは淘汰されるのです。人類の生存のために・・・。真実を見つめる瞳が重要になります。