吉岡氏のHP「水は変わる」より
国民生活センターの試験結果について 2008.08.22
2008年8月20日に国民生活センターから、同センターが実験したところ「磁気活水器」には塩素やトリハロメタンを除去したり低減したりする効果がないことが分かった、という発表があった。
これは物理的に当然のことで、磁気活水器は水道水の中に含まれる不純物や汚れ、塩素などをとるための道具ではなく、マグもそれができるような構造にはなっていない。だから有害物質を減らす働きはない。
むしろ磁気活水器は、「水道水は安全だ」という前提に立つ製品なのであって、水道局を信頼して成立しているビジネスなのである。
我々はカタログなどで下記のように説明している(カタログのコピー)。
水道水の安全性が心配な人はフィルターをつけたらよい、と我々は顧客に言っている。配管とか屋上のタンクが汚れていることもあるからである。
国民生活センターの指摘では、メーカーの中に塩素やトリハロメタンを除去できると宣伝している者があった(6機種)とのことだが、その磁気活水器にフィルター的な構造が付随していなければ、そういうことは起こらないから、フィルター的な構造なしにそういう宣伝をしているなら、その宣伝は間違いである。
ただし、物質としての塩素あるいはカルキは除去できなくても、体感としては塩素の刺激は軽くなっていることが多い。水道水にはさわれなかったが、この水ならさわれるとか、今まで湯舟につかれなかったが、磁気活水になって湯舟につかれるようになった、などという例がたくさんある。だから指摘された各社が、顧客をだますつもりで虚偽の宣伝をしたとは、一概には言えない。
磁気活水器の働きは、浄水器とはまったく別のものである。
それは、水が甘くなったとか、お風呂が気持ちよくなったとか、中華料理店のグリーストラップの油詰まりが解消されたとか、便器の黄ばみがとれやすくなったとか、イチゴが豊作になったとか、牛や豚やトリが元気になったとか、そういう発現の仕方をする。塩素やトリハロメタンとはあまり関係がない。健康面ではもっと劇的なことがたくさん起きているが、それは口コミで伝えるしかない。

新聞の見出しは「磁気活水器効果なし」と、かなり敵対的だが、内容を読めば塩素やトリハロメタンが除去できないという、我々が正面からカタログに書いているとおりのことでしかない。
逆風ではあるが、我々は磁気活水が人々の役に立つことを知っている。
今後とも、法を守って粛々と普及につとめてゆくばかりである。
そのうちこれも、懐かしいエピソードになるだろう。