「水に水素が溶存するなんて、科学の非常識」と誰が言ってたの?
「99.9%は仮説」(光文社親書=竹内薫著)をご紹介した。
いわゆる「科学的根拠」とか「科学の定説」「科学の常識」というのが絶対でないのは、科学的に検証されたという定説が、きれいさっぱり180度くつがえされる事例に事欠きません、ということを著者は書いている。
例えば、飛行機がなぜ飛ぶかは、正確には科学的には分かっていないのだそうです。
飛行機の飛ぶ原理は科学的に説明されています。しかし、実際の翼に起こる気流の流れは、科学的に説明された通りにはなっていないのだそうです。つまり、科学的原理として説明されている原理で飛行機は飛んでいるのではない、ということです。しかし、科学的な原理が間違っていても、飛行機は飛んでいます。飛んでいるという事実があります。
つまり、私たちが科学的に検証されていると思っていることは、すべて仮説にすぎません。あなたの、頭の中のいろいろな常識も、すべて仮説にすぎません。
仮説だからこそ、ある日突然くつがえります。=「99.9%は仮説」
電解還元水の火付けも「仮説」から始まりました。
神戸の協和病院の河村院長が、営業マンに騙されて(?)病院にアルカリイオン整水器を取りつけたのが22年前。
営業マンの殺し文句は「病院のトイレの臭いが消える」というものだったそうです。
病人の便は臭い。重病患者ほど臭い。従って病院のトイレは臭い。どこの病院も悩んでいるそうです。
アルカリイオン整水器を取り入れて、確かにトイレの臭いが消えた。それとともに不思議なことが起こったそうです。入院患者が治療法を変えたわけでもないのに病気が良くなっていく。
当時は電気分解した水を「アルカリイオン水」といっていた。しかし、病気がよくなることを「アルカリ性」では説明がつかない。じゃあ、なぜ病気が良くなるのだろう?
15年前まではわからなかった。なぜ電気分解した水がいいのか、誰も納得できる説明をしてくれなかった。
ところが15年ほど前から「活性酸素が病気の原因であること」と言われるようになった。「アルカリイオン水」で病気が良くなるとしたら、この水は「活性酸素を消している」のではないか、河村院長はそう予測しました。
そして、活性酸素を消しているとしたら電気分解した水は水素を溶存しているのではないか、つまり還元力が働いているのではないか、と考えたのです。
「人間は考える葦である」とパスカルは言いました。河村院長の考えは、起こっている現象に対して論理的でありましたが、科学が証明してくれたわけではありません。あくまで仮説です。
平成4年8月。衝撃的な映像がTVで放映されました。日本TV「櫻井良子の今日の出来事」で「驚異の水」として協和病院での壊疽の治癒例が放送されたのです。仕掛けたのは松本カメラマン。一大センセーショナルが起こり「還元水(アルカリイオン水)」ブームとなりました。
これに対して、当然、ブームを潰す力が働きました。
厚生省(当時)は、水による病の治癒例に対して、「水の力とはい言えない。たまたま、これまでの治療の効果が現れ始めた時期と水を飲み始めた時期が重なっただけ」という見解を示し、ブームは潰されました。
![]() 協和病院 |
厚生省(当時)も苦しい言い訳をしたものです。
「たまたま」とは「たま」より少し度合いが多い、と辞書にあります。
では「たま」は…物事がまれに起こるさま。めったにないこと。
では「まれ」は…たまにしかないことし。
では「めった」は…そうざらにない偶然のめぐりあわせ。
厚生省(当時)も苦しい言い訳…というのは、この水を飲んだら最低でも50%以上の確率で健康上の効果があらわれる。つまり、実際に起こっていることは「たまたま」を超えている。だから、今日現在もトリムイオンの普及が止まらないのです。
でも、それでは困る勢力があるのです。「水に水素が溶存するなんて科学の非常識」というのが当時の定説であったので、識者を動員して科学的根拠がないと非難轟々のキャンペーン(?)が繰り広げられました。
三菱樹脂は平成5年の6月にこの業界に参入いたしました。ブームが去ったあとの苦しい時期の船出でした。
平成6年ころ、世界で初めて「溶存水素を計測」できる機器がT電波工業から発売されました。このニュースを聞きつけた、この水を研究している医学博士から「三菱さんなら機器を借りることができるだろうから、機器を借りて、この水の水素を計測してほしい」と依頼があったのです。
三菱樹脂平塚研究所で計測することとなり、メーカーに機器を借りに行きました。
T電波工業に「何の溶存水素を計測するのですか?」と聞かれ「水」と答えると、大笑いされたそうです。
「誰が水に水素が溶存すると言ってるのですか?
水に水素が溶存しないというのが科学の常識です。その医学博士は馬鹿じゃないですかね?」
ところが、水素が計測されてしまったのです。嘲笑したT電波工業が真っ青になったというエピソードが伝わっています。
「水に水素が溶存する」ということは科学の非常識だったのは、計測する手段がなく証明ができなかったからだという、何とも浅はかな理由だったのです。科学はちっとも科学的ではないという証のひとつが、このエピソードです。
その後、九州大学大学院の白畑實隆教授が、この水の研究に参入されて、平成9年5月、還元力は「活性水素」の働きであることをアメリカの国際学術誌「BBRC」に発表いたしました。ところが、ここで、またまた反論が起こりました。
この発表に対し「水に活性水素が溶存するのは科学の非常識」。
「それが本当なら世紀の大発見なのだから、呑気にBBRCなどに発表するのではなく、ネーチャーに発表したら」
などと、真摯な研究に対する「茶化し」はあっても、真面目な議論は皆無だったのです。批判派の最大のよりどころは「活性水素を計測する手段がない」ことから科学的根拠論を展開したのです。
いえ、活性水素を計測する手段も白畑教授が開発し、特許を取得いたしました。つまり、活性水素を計測できるのは白畑教授の研究室が世界で唯一ですから、批判派は何とでも言えたのです。
でも、ちょっと前まで計測手段が無かったことをいいことに「水に水素が溶存するなんて、科学の非常識」と大見えを切っていたのはどこのどなたたちだったのでしょう。
でも、水素が溶存することが、三菱樹脂平塚研究所によって明らかにされてしまった。
人間は考える「葦」なのです。起こっている現象について「なぜだろう?」と考えるのが人間です。科学的な技術が追いつかなくて、科学的実証ができなくても「仮説」は立てられます。それが人間たる故だと思います。
ところが批判派は科学的な根拠がないことを理由に「仮説」を嘲笑し斬って捨てて、裁きます。科学的な根拠がないことを理由に「起こっている現実」をも否定します。
つまり彼らは「考えない葦」だと言えます。するとパスカルの言葉から言えば「人間ではない」ということになります。
協和病院では、他の病院で壊疽のため足を切断寸前に追い込まれていた阿部さんが、手術の2日前、病院を脱出し、友人から教えられた協和病院へ逃げ込んできて、結果として「水」によって足の切断を免れたエピソードがあります。(平成4年8月・櫻井良子の今日の出来事)
私どものお客さまでも壊疽が改善されて足の切断を免れたというお客様が何人かいらっしゃいます。この事例も「たまたま」とか「偶然」起きたという範疇を超えています。
協和病院では、C型肝炎や糖尿病、肝硬変が水によって治癒した例がいくつもあるそうです。これらの病気は現代医学では一生薬漬けで治らないのだそうです。それがたかが「水」で治ってしまった。
河村院長は、メーカーの顧客リストから病の改善をされた方を実際に訪ねて調査されたそうです。この水を飲んでいた人たちの話では、相当いろいろな病気が治ってる。しかも、医者が想像を絶するような治り方をしていた。医学では難病といわれている病気が簡単に治った話もあったそうです。
しかもご自身の体験ですからウソをいうはずがない。まさに命を賭けられたわけですから。医学ではどうしようもなかった。一生懸命いろいろとやったが、ダメだったわけです。
「ワラをもつかむ気持ちで、この水を飲んだ結果、こういうふうに変わった」とおっしゃる。
河村院長は「そんな簡単に病気が治ってしまっら困る。自分たちの仕事があがったりじゃないか」という気持ちもなきにしもあらずだったそうです。
しかし、その方たちがウソをおっしゃっているわけではない。とすると、やはり調べてみる必要がある。…河村院長は「考える葦」であったのです。
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私にも劇的な体験があります。10年ほど前の話です。イチロー選手が所属したことがある某パリーグ球団のエース、S投手が厚生省認定の難病「靱帯骨化症」にかかり、闘病生活をしていました。
闘病3年目の春、私は「還元水」を神戸のご自宅に取り付けに伺いました。その時の奥様の涙を今でも忘れることができません。
夏頃には二軍で投球練習ができるまでに回復したと球団からご報告をいただきました。
しかし、往時の力は戻らず一軍復帰はなりませんでした。
私は、S投手に「還元水」を試したいただくに当たり、この水を研究している医学博士に相談いたしました。
博士から「年齢からして、現役復帰は無理かもしれないけれど、社会人として復帰は可能だからぜひ試しなさい」と力強くアドバイスをいただいたことを今でも覚えています。
S元投手は指導者として球団の信任が篤く、現在も二軍の投手コーチをされておられます。
「水」の情報を叩き潰すことで、批判派は「正義」を貫いていると言うのでしょうが、これまでご紹介した「水」で救われるかも知れない同じ境遇で苦しむ人たち…肝硬変⇒肝臓がん、あるいは糖尿病から合併症で命を落とす人たちに対して大きな罪を犯していると私は思います。
あなた方は阿部さんの喜びの声を何ととらえますか?
松本カメラマン: | とうとう阿部さんが待ち望んでいたビックニュースが河村院長から阿部さんに伝えられたのです。 |
松本カメラマン: | 「これでしたら足は切断せずにすむのではないですか?」 |
河 村 院 長: | 「これで多分大丈夫だと思います」 |
松本カメラマン: | 「よかったですねぇ。足、切られなくて」 |
阿部 兵一さん: | 「ええ、これで病院出たら働けるかと思うとこんな幸せなことありません」 |
松本カメラマン: | 阿部さんが入院して45日目、私、自分の目を疑うような光景を目撃してしまったのです。足を切られると落ち込んで、一時は自殺まで考えたという阿部さんがサンダルを履いてさっさと病院の外へ出ていってしまったのです。 |
阿部 兵一さん: | 「糖尿で足をおとさないで済んだのは例外やと思っています。助かったら奇跡やと…。自分自身で ビックリしています。自分の足で歩けるっていうのは夢みたいですね。今日…何だか宙に浮いているみたいです…」 |
批判派はどこを向いて人生を生きているのでしょうか。阿部さんのような状況の方を救えるかもしれない情報を潰して、それが「正義」だというなら、それは人間の考えることではないと思います。(つまり「考えない葦」は人間ではない…というのは真実!)
阿部さんの例が、例外ではないという現実を真摯に受け止め、人類の福祉のために、科学的根拠を明らかにするための研究をするというのが、科学者としての、そして科学を研究する人間としての、当然の勤めだと私は思います。
そして厚生労働省もそれを支援すべきです。
ところが現実は逆の方向にあります。
ということは「水」で病が治ったら困るという考えがあるということです。この情報を闇に葬ろうという一派があるということが推察されます。
批判派の「論」は何が何でも水なんか認めないというものを感じさせます。
しかし、還元水をはじめ、国民の間に、代替医療に関するものが広まっています。体験している国民が増えています。彼らから見れば、批判派に対して私と同じ考えを持つことでしょう。実際の体験に反することが言われているわけですから。
「年金の問題」の次は「薬事法」の問題が取り上げられるかもしれません。政治の流れがそちらに向かいつつあります。自民党(政権与党)の参院選大敗は、国民がこのことに気づきはじめて、現体制の政治と行政に対し「ノー」を突きつけた結果ではないでょうか?そのことに政治もマスコミもまだ気がつかない。
しかし、国民を無視した政治が続くわけがないでしょう。
最後に日本TVの松本カメラマンのエピソードを書いて今回の締めといたします。
松本カメラマンはシリーズで「水」の問題をとりあげ、センセーショナルを起こし「社長表彰」を受けたそうです。
ところが、一転世の中批判が沸き起こり、翌年「ガセネタ」を放送したとして、粛正されてしまいましたとさ。めでたし、めでたし。
ま、放送局も認可事業ですから…。