認知症(4)
お袋の認知症についての第4弾である。友人がお袋の認知症について気がついたのか10月だから、概ね半年が経過した。この間、いろいろと戸惑いもあったが、今では認知症との付き合い方も分かってきたので私がパニくることはない。
ところで、話は飛ぶが、友人の知人のお母さんが「物忘れ」が激しいという。年齢は80代。お父さんは、まだ現役で商売をしているから頭の方もバリバリだそうだ。
お母さんは物をどこへしまったのか分からなくなって、物が無くなってしまうという。
「あれはどこへやってしまったか」とお母さんに聞いても分からない。思い出せないのである。弟さん夫婦がご両親を面倒を見ていて、弟さんが、よくお母さんを怒鳴っているという。
知人ご家族は、「お母さんの物忘れが激しくなった」と考えているようだが、認知症の症状がはっきりと出ている。昨年の1O月初めのお袋の症状とそっくりだから、それが分かる。今あったことを忘れてしまう。私としては、「たった今のことなのだから思い出せよ!」という気持ちで怒鳴ってしまう。歯がゆいのである。
お袋を病院へ連れていったときも「認知症ではないように」と医師の顔を窺いながら医師の言葉を待っていたことを思い出す。
知人も同じ思いだと思う。病院へ行くことを勧めたが、本日現在病院には行っていない。普段の会話は普通だから「提橋の言うことは大げさ」ととらえているのかも知れないが、確実に半年前のお袋と同じ状況である。そして、確実に症状は進行する。
知人の件から推測すると、「隠れ認知症」は結構多いのかもしれない。ご家族が「物忘れが激しくなったのは齢のせい」と思っているうちに、やがて進行してかなりおかしくなってから、病院へ行くことになるのだろう。
「認知症は治らない。薬は進行を遅らせるだけである。治療法はない」。これは私が言っているのではない。医師がそう言ったのである。
お袋は慈恵医大に通っている。今から25年前、狭心症で「慈恵医大」で2年半通院したが治らなかった。お袋は通院をやめて、発作と戦いながら、そのとき出会った食事療法と電解還元水で治してしまった。
だから、私は「認知症は治らない」という医師の言葉を信じていない。そしていろいろと試している。知り合いがいろいろのものを紹介してくれる。それらはすべて挑戦した。
主なものを取り上げると
- 水素(錠剤)=活性酸素を消去する。
お袋は電解還元水を飲んでいた。一応「活性水素水」と呼ばれる「水素水」である。 でも、水だけのパワーでは足りないのかもしれないと水素(錠剤)を使用した。
効果がなかった。 - アロマ水=残念ながら効果なし。
- フォーリーフ(サプリメント)=勧めた人は「絶対効果がある」とか随分強気の発言があったが、効果なし。
- アメリカのサプリメント=FFA Blend, Ginkgo
- コラーゲン含有水
一番あてにしていなかった5番目の「コラーゲン含有水」が効果があることが分かった。1~3は効果なしとわかったので止めてしまったが、4と5は「効果」が感じられたので使用していた。ところが2~3日使用できなかったらお袋の思考かすっ飛んだ。すっ飛んだといっても以前のような激しいものではない。
お袋を食事に連れ出して、その場で 水を飲ませると、ものの5分もしないうちに、頭がハッキリしてきた。それでわかったという次第。
ところで、認知症は「物忘れ」の症状はあるが、記憶のある部分もある。ところが一時的に記憶が飛んでしまう。これが一ヵ月に1回あった。この間隔がだんだん狭まって、最後は何も分からなくなってしまうのだそうだ。
ところがアメリカのサプリメントと水を利用するようになってから「物忘れ」はあっても「記憶が飛ぶ」ということがなくなった。
しゃべり言葉がしっかりしている。しっかりしているときは頭もスッキリしている時だ。今は朝晩アメリカのサプリメントとコラーゲン含有水を飲んでいる。
これからどうなるかはわからないが、今のところ、本人の気持ちも落ち着いているし物事も話をすれば分かる。だから、ひとり暮らしも継続できている。
ところで、デイサービスでは塗り絵や計算問題、カルタ取りなどリハビリのためのゲームがあるが、カルタとりなどはお袋の一人勝ちらしい。
絵札がどこにあるか、だいたい覚えているから、札を読み上げるとすぐに絵札をとってしまうらしい。計算問題など「簡単すぎる」と言っている。
ところが、デイサービスに来ているご老人は塗り絵もできない人もいるし、お袋のように体を元気に動かすことができない人もいる。話しかけても話もしない人もいる。一日ただボーッと過ごしている人もいる…そうだ。
そして皆、お袋より若い。だからデイサービスの話になると「みんな私より若いのにボケているんだから」という。自分だってボケの部類に入っているんだよ、とこちらが言いたくなってしまうほど自信をもってしまっている。
この状態を維持しているのは病院の薬ではない。コラーゲン含有水等のおかげである。そして、体の健康と若さを保っているのは間違いなく「電解還元水」の力である。
病院や医者の力がすべてではない。賛否はあっても、民間で「良い」といわれるものには病院や医者の力を超えて効果があるものがある。
今、お袋は、電解還元水の体験を基に、民間で「良い」といわれるもので、確かな効果を得るべく挑戦中である。
最後に…介護について悲しい現実を知らされた。
お袋は正真正銘の「認知症」であるから、デイサービスが家族に報告する「報告書」を私は見たことがない。そこで料金の支払で施設を訪問したときに責任者と話をした。
お袋は一人暮らしで家では風呂に入れないので施設で週2回入浴している。
施設の方に伺うと、週1回の方が多いという。「でも、他の方はご家族とご一緒でしょうから家で入浴されているのでしょう?」と聞くと、家族がいても家で入浴していないし、ひとり一人暮らしの方が多い、という。そして「提橋さんのように、気に掛けて様子を聞きに来る方はいませんよ。皆さんほうりっぱなしですよ…」と。
ひとり暮しの方は家族が見に来るわけでもなく、友人みたいのは例外中の例外だそうだ。
友人はただ唖然。老人介護の寂しい実態をしらされてしまいました。