病と老化の元は活性酸素?

友人が「水商売」の世界に飛び込んだきっかけは、某医学博士が「この水が普及すれば病の無い社会が作れる。しかし、世間はこの水を認めない批判が多い。加藤さん、普及に力を貸して下さい」と私の手をとって訴えられたことに始まります。平成5年6月のことでした。
当時友人は三菱樹脂というプラスチック加工メーカーの子会社に出向していました。その会社はバブルの痛手を受けて大赤字。経理を担当していた友人は経営の再建に何とかしなくてはならないと考えていました。そこへ友人から「水」の話がきたのです。

三菱樹脂は管工材部門の売上が1/3を占めていました。この部門は上下水道管や農業土木関係の管材=パイプを扱っていました。また建材部門(やはり売上の1/3を占めていました)ではビルやマンションの高架水槽、クーリングタワーを扱っていたのです。
いずれの商品も高付加価値商品ではありません。価格競争が激しく、かつ激しいシェア争いの割には業績は良くなかったのです。そこで「高付加価値商品の開発」が課題となっていました。そんな中、誰が飛びついたのか「アルカリイオン整水器」の話が持ち上がり、一事業として立ち上がる事になったのです。(多分、平成4年6月に放送された日本TVの伝説の番組「櫻井良子の『今日の出来事』」の特集が、そのきっかけとなったのだと思います)

友人は、医学博士の説明を聞いても「理論理屈は机上の空論。本当にこの水が人の健康に効果があるのかどうかは、実際に試してみなければわからない。」「百聞は一見に如かず」という諺のごとく、友人は母や健康上悩んでいる人々に積極的に還元水を広めました。
さて、医学博士の言葉に感動して「水商売」の世界に飛び込もうと決意した私でしたが、もうひとつ疑問がありました。三菱樹脂は家電メーカーではないので、OEM先を求めました。当時三菱グループでは三菱電機、赤井電機、旭硝子等が「整水器」を扱っていましたし、大手家電では松下電器などが扱っていました。ところがOEM先が名も聞いたことがないNという会社だったのです。「何でそんな聞いたこともない会社の製品を扱わなきゃならないのか!」。これが素直な友人の反応でした。
でも、会社の方針には逆らえない。還元水の普及に努めました。結果、2週間で母親に「結果」が出ました。国立医療センターに入院していた厚生省指定の難病の方に結果が出ました。白血病の方に結果が出ました。人生の感動のドラマがいくつもありました。「これこそ、天が私に与えてくれた仕事だ」という確信を得たのもこのころのことです。
電解還元水の原理は「病の元は活性酸素、電解還元水は抗酸化水なので活性酸素を消去することによって健康に寄与する」というのが当時の仮説でした。(まだ科学的な証明はされてなかった)
その後、ご存じ白畑教授によって研究成果が「BBRC」に発表され「病の元は活性酸素」ということにも確信を持ち、電解還元水を自信をもって勧めてまいりました。

しかし、昨年秋、我が母親が90歳にして「認知症」になったという体験から「病の原因が活性酸素」ということに疑問を抱きました。「体内に過剰な活性酸素が発生することによって病になる」ということは真実かもしれないけれど、真実ではないということに気がついたのです。
例えば、日本経済の復興は「朝鮮特需」があったから…ということは小学校でも習った記憶があります。終戦後の焼け野が原から日本が立ち直ったのは「朝鮮特需」…というのが定説ですが、実は「朝鮮特需」誘因であって直接の原因ではないということに友人は気づきました。もしこれが東南アジアのどこかの国に起こったとしたら、その国はそれをきっかけに経済大国に発展しただろうか…。日本民族の特性があったから「朝鮮特需」をきっかけに経済大国の道を歩むことが出来たというのが正しい考えであろうと友人は思いました。
当時の日本民族とはいかにあったかと言えば、今話題の映画「硫黄島からの手紙」でみる通り、とんな絶望的な戦いでも日本人は起死回生を信じて必死に戦った。不可能を可能にしようとする、最後まであきらめない精神力。民族を守るために捨て石となる犠牲的精神。例えば、以前ご紹介した回天特別攻撃隊隊員の行動や、幕末アメリカに渡った使節団(汽車を見ても電信や近代科学の粋を見学しても、驚きはしたけれど彼らは原理の説明をうけ「自分たちにも作れる」と動じはしなかった。)。
戦後の焼け野が原をも「必ず復興させる。不可能を可能にしてみせる」という日本民族の強い精神力と教育水準の高さ、教育を受けている国民の数の多さ、特に教育をうける国民の数は江戸時代から非常に高かった。それが、日本が白人国家に侵略されなかった原因のひとつにもなっています。こうした日本人の特性が、日本経済復興の本当の原因であり、朝鮮特需は誘因であったと私は確信するようになりました。

病の元も同じである。協和病院の河村院長はかく仰る。「病を治しているのは医者でもクスリでもなく、患者さんが本来備えている自然治癒力、免疫力が働くからである。
もし、例えば骨折した骨をつなぐことが医者がやっているのだとしたら死人の骨もつなぐ事ができる。しかし、それはできない。骨をつないでいるのは、患者さんの自然治癒力であり、医者ができることはうまくつながるように補助することしかできない」。

免疫力、自然治癒力を支配しているものは人の「心」であると思う。例えばガン患者に喜劇を見せて「笑い」を与えると免疫力が高まるという。
アメリカのある高名の方か命が助からないという難病になって、ボブホープの喜劇映画を病室に持ち込んで「笑いころげて」病を治してしまったという実話があるそうです。

母が認知症になった原因は、周りに友人が居なくなってしまったことだと、今更ながら気がつきました。水飲み話友達のおばあさんたち。一緒に上野公園や美術館に出かけていた水飲み話仲間のおばあちゃんたちがひとりもいなくなってしまった。
母は一人暮らしをしているから、話し相手がいなくなってしまってからは、TVだけが友達という生活だった。今、ディ・サービスに行くことをとても楽しみにしている。ディ・サービスで起こったことは刻銘に覚えている。「光景が目に浮かぶ」という。そして、精神的にも落ち着く。「楽しいこと。生きがい」があると認知症といえども記憶も残る。
「認知症やアルツハイマーの原因は活性酸素」といわれているが、母は「抗酸化水たる電解還元水」を飲用していたわけだから活性酸素の害は防げたはずでる。でも防げなかった。病気は「気が病む」と書く。母の様子を観察していてまさに「気が病む」ことが病の原因で「活性酸素」は誘因だと認識しました。

そうすると、電解還元水やサプリメントの効果が「人によって違う」ということが理解できる。病になるのも健康になるのも「心」のあり方次第であるということから病の人をみるとその事が見えてくる。

インターネットを検索していたら、次のふたつのページを見つけた。「Son and Father」では、何とアトピーのため当社の還元水を購入されたとか! えっ…うちのお客様!

一方の「アトピーっ子掲示板」(還元水を使っている人いますか?)では、還元水について議論百出? 当社に対する「批判的なコメントがある」と紹介している。そして、自分はだまされなくて良かった、という趣旨の内容になっている。私に言わせれば、それはお気の毒な判断でしたといわざるを得ない。批判的なことや疑念についてケンケンガクガクするのは、やはり効果が一律に皆に公平に出るわけではないから(これは電解還元水に限らないことですが)であって、なぜそうなるのかは「心」の問題がからむからでしょう。
だから、今、本の正確なタイトルがわかりませんが「病にならない生き方」というような本の中で「心」の問題をとらえているものもあるわけです。

電解還元水を飲用しても一律に効果を感じられないという事実があるからこそ、その人に合った還元水の飲み方、機器等のアフターフォローが必要になります。当社は、さまざまな面でお客様のサポートをさせていただいております。
「病の元は活性酸素」が主たる原因ではないからサポートが必要になってくるのです。
当社は「売りッ放しのお店」ではありません。私たちが「水商売」をしているのは「病のない社会をつくる」という理念に基づいているからです。そして、「理念」が結果を導き出します。この「理念」において「還元水」はどこのお店にも負けません。
それが正規代理店として14年間歩んできた当社の「力」です。