花粉症異聞

「○○異聞」とは司馬遼太郎の小説で使われている言葉のパクリである。異聞とは「変わったうわさ」「珍しい話」という意味だそうだが、ある話題に対して、ひねくれた見方をした論のことだと私は勝手に解釈している。

旧日本海軍・初級練習機
「赤トンボ」
霞ケ浦

いつものラーメン屋さんで朝日新聞夕刊(2/20付)一面に「花粉はや本番」とある。おお、今日も飛ぶ飛ぶ、霞ヶ浦にゃ、でっかい希望の雲が湧く…? 
霞ヶ浦には赤トンボが飛んでいた。…ちゃうちゃう、花粉が飛ぶんじゃ。飛ぶ…というと「若鷲の歌」(昭和18年)を連想する私の頭の単純さが「異聞」なのか?(いえ、それは異常というのです)
私から言わせれば、新聞の写真「マスク姿のサラリーマン・OL」の姿こそが「異聞」なのです。こんなに目立つほどマスクしている人ホンマにいるんかい? エッ、あなたもマスクしている。何で?くしゃみと鼻汁で苦しいんですか? これまた「どないして?」

20日朝、東京・新橋ではマスク姿が目立った=鬼室黎撮影

私が花粉症の症状が出たのが昭和63年春、横浜の社宅から千葉県印西市へ転居した春のことでした。それまで花粉症など縁がなかったのでショクでした。
春3月、卒業式のシーズンです。私は母校・都立葛飾商業高等学校同窓会の役員を仰せつかっているため、母校の卒業式には必ず出席するのですが、このシーズンになると、鼻汁はたらたら垂れる。クシャミが止まらない。目がかゆい、と言った症状に苦しめられていました。

電解還元水との出会いは平成5年6月。「糖尿病やガンが治る水素水」という触れ込みでしたが「風邪もひかなくなる」という事はちょっと信じられませんでした。
糖尿病やがんになる人よりも風邪をひく人の方が圧倒的に多い。ある意味「糖尿病やがん」は病気だけれど、風邪は病気のうちに入らない。そのくらい簡単に風邪をひくし、風邪をひいたからといって、それで命をおとす人も、今のところは少ない。「誰も彼もが簡単にひく風邪は、そうたやすくは治らない」と私は考えたものです。
そして、改めて、いろいろと考えた結果、患者の数からいったら、風邪は「糖尿病やガン」より圧倒的に患者の数が多いのだから、実は風邪は「糖尿病やガン」よりもかかりやすい、など考えると「重い大変な病気」なんだという結論に達した。

水を飲もう

私自身、風邪をひきやすく、有給休暇は風邪で会社を休むために使っていました。ところが電解還元水を飲みはじて数年、風邪をひいているのに「風邪」という自覚がないようになりました。バブルがはじけた後始末で徹夜のことが多くなりました。そんな時に、何だかわからないけど、変な気分の事があります。しばらくして、そうか、風邪かもしれない…と気がついて薬を1~2回飲むといことがありました。そして、いつの頃からか、風邪とのご縁がなくなりました。少なくとも平成11年以降は、間違いなく縁が切れました。
「花粉症」も「糖尿病やガン」より患者が多いかもしれないということは、風邪と同じく「糖尿病やガン」より、大変な病気ということになります。そんな大変な病気が「還元水」で簡単に治るわけがない、と私自身思ったものです。
私の花粉症対策は、ともかく酸性水で、目や鼻の中を洗いまくりました。鼻がつまっているときに、スポイトで酸性水を吸い込ませ洗浄をくり返したり、アドマイザーで目に酸性水を噴霧して目を洗うことをくり返していました。もちろん還元水を飲んだ他にですよ。そんな努力もむなしく、花粉症には苦しめられましたが、こちらもいつの間にか花粉の季節になっても関係なくなりました。卒業式で母校を訪れる度に、あの頃の苦しさを思い出します。

健康に効果があるといっても、人それぞれの生活習慣や環境があります。ですから、電解還元水を1日どれだけ飲んだらよいかという適量はわからないというのが実情です。
しかし、一般に(厚生労働省も言っていることなのですが)一日2リットルの水を飲んだほうが良いと言われています。ですから電解還元水も一応、その辺が目安となります。しかし、それは健康な成人の方の場合です。病があったらそれ以上の還元水を飲んだほうが良いと思います。「効果と飲量は比例する」と言われます。要は、いかに「水」を飲む努力をしたかが、結果として現れます。こういう話をすると、昨今は「私はそんなに水を飲めない」という方が増えました。
でも、本来人間は水をガブ飲みしていたはずです。子供のころ小学校の校庭で遊び回って、水飲み場でガブのみした経験は誰にでもあるでしょう。
ところが、最近は、学校の水は飲めなくなって、水筒を持参するケースが増えているそうです。水筒の水の量などたかが知れています。

さて、還元水を調理に使っていただくことよって、健康面の効果が期待できます。実際に食材の効果は、このコラムでもご紹介の通り「みかん」や「かぼす」の例はほんの一例です。
食品添加物の問題、農薬の問題など、食の安全性が問われています。アレルギーやアトピーをはじめとして、さまざまに健康面への影響が指摘されていますが、その対策を具体的にというと、大変難しいことです。しかし、電解還元水で、その対策が少しでも可能だとしら、それはそれで価値のあることです。

生活に「水」を使わないご家庭はありません。どうせ「水」を使うなら「良い水」を生活に取り入れたらいかがでしょうか?
酸素は3分間、食べ物と水がなかったら一週間で、人の命はなくなります。しかし、水だけ(もちろん呼吸していてですが)あれば40日間、人は生きることができると言われています。
サプリメントをとらなくても人は死にませんが、水をとらなければ、確実に死にます。
水は命の源なのです。

花粉症異聞=花粉症の原因は何なのだ? スギ花粉? それは誘因。スギ花粉に耐えられない貴方の体、免疫力の劣化が本当の原因です。これが「異聞」の答えです。お粗末でした。