素人は怖い

電解還元水について、お偉い教授等の「ああだ、こうだ」と「否定的」な議論がやかましい。彼らは博学だし専門家だからあらゆる論文や知識を駆使して頭の中で考えて、彼らの頭の中ではどうしても電解還元水を受け入れることが出来ないらしいのである。
中には「もう電解還元水というのはよそう」と還元力について否定的に結論づけているむきもある。

長野に新光電機という富士通の関連会社でIC基盤を製造している会社がある。もちろん上場会社である。
この会社で数年前にIC基盤材の洗浄水として還元水をテストした。

比較したのは 「水素ガスを注入した水」
「他社の還元水」
「蒸溜水(純水に近い水)」
「水道水」
「当社の還元水」

1ヶ月間IC基盤材をそれぞれの水に浸した結果、当社以外は程度の差はあるが錆を生じた。しかし、当社の水は全く錆を生じなかった。
企業は、お偉い教授たちと違って「霞」を食べて生きているわけではない。企業間の激しい競争に打ち勝たねばならないし、企業に利益をもたらさないものは採用しない。理論理屈ではなく、実際の効果が得られなければ採用しない。言葉遊びはないのである。

錆は酸化である。錆びなかったということは当社の水には「還元力」があると考えられる。水に水素ガスを注入したらOPPはマイナスを示すしアルカリ性の水になる。みかけは当社の水と違わないが、こちらでは錆びる。

九州大学の白畑實隆教授によれば「還元力」は原子状の水素(活性水素)であって分子状の水素ではない、と発表している。
水素ガスは分子状の水素であって還元力はない。新光電機の実験はまさにこのことを裏づけている。
当社の水は分子状の水素以外のものがあって、それが基盤を錆びさせない。それが原子状の水素だと白畑教授はいうのである。
このように、企業が実験した結果でも、当社の水には「還元力」がある。
「もう電解還元水というのはやめよう」と唱えている教授にこの事実を何と説明するのか伺いたい。
健康上の体験もしかり。薬事法上、ひとつひとつ説明できないが、さまざまな「体験」が私自身をはじめ多くある。

電解還元水に対する「書き込み」を見ることがあるが、我々の体験からすれば、書き込みにかかれていることは、何かの意図をもった人たちの「やらせ」にしか見えない。

また、活性水素は水の中に安定せずに瞬時に消えてしまうから、電解還元水に還元力はない、と唱える方々がおられる。白畑教授は、電解還元水に「活性水素」が長く安定して存在する理由を述べておられる。単なる論争は「水かけ論」でしかない。
ここでも新光電機の実験結果をみれば白畑教授の「論」が証明されている。

かつて早川電機という会社があった。昭和30年代後半、新入社員たちが「飲み会」を開いていた。彼らは早川電機の将来について、熱く語り合った。
曰く、当社は冷蔵庫、TVなど家電製品をつくっているが、松下などと比べると所詮二流品。これでは将来性がない。何か新しいことをやらなければならない。彼らは議論を交わした。アルコールの勢いもあったかもしれないが「コンピュータ」を作りたい、ということになった。一人が言った。「親分を呼んでくる」。彼の上司は役員であった。その上司が酒の席へ顔を出した。若い人たちの熱気に包まれた具申に彼らの計画を受け入れた。
コンピュータ開発のために大学の専門教授を招いて勉強会を始めた。彼らの「コンピュータ」を作りたいという希望に教授は「君たちでは無理」と言った。
「それでは計算機を作りたい」ということで開発されたのが「シャープコンペット」。当時49万円(今なら490万円)。卓上で使う大きな物だった。
私が昭和40年に入社したとき1台だけ会社が購入し、皆で争って使ったことを覚えている。
さらに彼らは「手のひらに乗る計算機を作りたい」と言い出した。「馬鹿か。そんなもの作れるわけがない」と教授は思ったそうだが、今日小さな電卓が街中にあふれている。
昭和48年頃から電卓戦争が始まって価格がどんどん下がり小型化し、ついに個人がひとりひとの電卓を持つ時代がきた。かの大学教授は「素人は怖い」と語ったという。
早川電機…現在のシャープである。新入社員の熱意をすぐに受け入れた会社も偉いが、それを実現した新入社員たちも凄い。

水の世界でも素人の我々は素直に感動して、その感動を伝えている。余計な知識などないから、目の当りにしたことを素直に受け入れている。知識のある人たちは、それが科学的な根拠や証明がないからといって否定している。科学は日々進歩していく。過去の人類の歴史をみればそれは明らかである。現在の科学力で説明できなかったからといって、将来も科学的な根拠を説明できないということはあるまい。科学の力が追いつくときがくれば…。
水は頭で飲むものではない。口から飲んで体全体で受け入れるものである。素人の私たちはそうしている。専門家は頭で飲んでいるからさっぱりわからない。でも、口から飲むことをしない。彼らに、将来「素人は怖い」と言わせるのは我々素人水集団だと私は思う。