昨日のJリーグ第22節、川崎vs鹿島戦、大岩監督になってから負けなしの鹿島相手ですから、川崎にとっては難敵だったはずですが、川崎3-0の圧勝は驚きでした。

ただ川崎にしてみれば、鹿島戦はただの鹿島戦ではないという思いが強かったのだと思います。昨シーズンのしめくくり、チャンピオンシップの準決勝で鹿島に行く手を阻まれ、リベンジを期した天皇杯決勝でも苦杯をなめた川崎、今シーズンの鹿島戦に臨む気持ちは推して知るべしです。「ただの鹿島戦ではない」のです。

12節の鹿島戦はアウェーでしたが3-0で圧勝、そして昨日のホーム戦、再び圧勝です。メンバーが何人か入れ替わっているとはいっても、絶対にリベンジすべき相手としての鹿島に「勝ちたい気持ち」は、相当のパワーだったということがわかります。

 

昨日、NHK-BSが放送してくれて実況アナウンサーは「中村憲剛選手は『勝ちたいという気持ちが強いほうが勝つと思います』といってました」と紹介していましたが、その言葉の奥にある部分にまでは踏み込みませんでした。

中村憲剛選手がそう言ったのは「私たちの勝ちたいという気持ちはハンパないんです。なぜなら昨年ああいう終り方をしたんですから」という気持ちがあったからなんですね。

川崎について、もう一つ感じているのは「風間監督ロス」とも言える今シーズン、よくこの戦力を切り盛りして好位置につけてるなぁ、ということです。

 

前半戦9節までは3勝2敗4分、なかなか先行きが明るいとは感じられませんでしたが、その後の13試合を9勝2敗2分、見事に優勝争いに食い込んできました。

大久保嘉人選手が抜けた穴を新加入した阿部浩之選手がキッチリと埋めていますし、何よりも鬼木監督がチームをまとめています。

そして不倶戴天の敵・鹿島に2勝しました。問題は、これでホッとして気が抜けてしまわないかということです。張りつめてきた糸がプツンと切れた時は怖いですから。

 

昨日は「柏と細貝選手をしばらくウォッチしていきます」

(http://blog.goo.ne.jp/jsicfoot/e/b6139c44406efd0a2b0ed8d5d46889af)

と書きましたが、今日は「川崎をしばらくウォッチしていきます」としめくくっておきます。



では、また。