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忘れもしません2008年12月のある休日。


平日のお休みだったこともあり、その日は銀座に出かけてました。

夕方、携帯に妹からの着信があったことにすぐには気が付かず留守電にメッセージが残っていました。

・・・至急、連絡ください・・・その一言だけ。


口調からただ事ではない予感がよぎりすぐに折り返し連絡。


父親が地域の行事に参加中、心肺停止で意識不明となり救急車で運ばれ入院したと。

たまたま一緒に居合わせた方が消防士の方で、すぐに蘇生をしてくださり命はとりとめ入院しているとのこと。


銀座の人通りの多いところではありましたが、電話を受けながら涙がとまりませんでした。


実家は鹿児島。母親は電話口で心配かけまいと話をしていましたが、すぐにでも傍にいってあげたい衝動に駆られました。早くてもチケットは明日以降しか取れず、頭によぎったのは明日の仕事どうしよう。休みもらえるかな・・・。


家に帰って何もできないはがゆさ。

冷静になって考えると家族がこんな状況なのに私は仕事の心配なんかしてどうかしてる。気持ちが整理もつかないまま翌日、職場の上司に状況を説明し、職場の理解もあり一週間ほどの休みをとって帰ることができました。


後になって思うことはこういう状況が遅かれ早かれ、くるだろうとは思っていましたが、それは遠いいつかになっていたんですね・・・。

そのいつかが突然やってきて、あらためて自分の不甲斐なさが身に染みました。

医療職についている私が誰よりも近くにいたほうが、周りも安心できるし何よりも力になってあげたい。

思いだけでは何もできないんですよね。


自分が自立していれば、組織や時間や経済的な面を心配せずにいつでもそばにいけるのに。。。


そんな自分の立場を考えるきっかけとなりました。

遠く離れて暮らす両親と過ごす時間はあとどれくらいあるのでしょう。







私が何気ない毎日から30代を前にしてふと思うようになったことがあります。


このまま看護師として仕事を続けキャリアアップしていくことが私の本当のやりたいことなのか?私の夢ってなんだろう?


看護師を辞めたいわけではなかった。


ただ、この仕事についてから患者さんの切実な思い、あきらめない信念、生きることへの必至な姿を目の前にして、私はまだ自分にできることがあるのに現状に甘えてしまっていないのかな・・・。


一定のお給料が入り、自由に生活できている現状。


友達や気の合う仲間と過ごす時間は楽しく、話題や関心はほとんど一緒だから話も盛り上がる。


なに不自由ない生活。


でも、なにかが足りないきがしていました・・・。



よく周りの方に「看護師さんって女の職場だから大変でしょ」なんていわれることがあります。今はだいぶ男性スタッフも多くなってきましたが、それでも看護業界の特徴の一つとして女性の職場ですよね。


そしてあまり表に出ないことかもしれませんが、離婚後子育てしながら看護師として働いてらっしゃる方々が多いのも特徴かもしれません。

もちろん結婚後も共働きで頑張ってらっしゃる方々もたくさんいます。


今まで子育てしながら現場で活躍されている先輩方をみながらふと思うことがありました。


それは、小さいお子さんがいらっしゃるほとんどの方々は、保育所を利用されているということ。働くご家庭にはかかせない施設ですが一つ欠点がありました。

少し熱がでた、水ぼうそうになっちゃった、などなど小さいお子さんはちょっとしたことでも体調をくずしてしまいますが、病気になると保育施設は子供をあずかってはくれません。そうなると子供をおもちのお母さんはほかに子供をみてくれる方がいなければ自分が仕事を休むしかないのです。本人は何も悪くないのに職場に頭を下げ、つらい思いをしている方がを何人もみてきました。中には旦那さんと電話でどちらが仕事を休むかで口論し、結局のところ奥さんが仕事を休む涙


私が幼かったころ、田舎だったからかもしれませんがおじいちゃん、おばあちゃん、あるいはご近所のおばさんなど誰かしらみてくれる人がいました。

しかし、核家族化がすすみ、都内ともなるとそれが難しいのです。


今の日本の経済状況をみても夫婦共働き世帯は大半です。

これは保育所が不足し、待機児童が増えているという現状をみても分かると思います。

少子高齢化が問題になっている現代。

時代は進んでいるのに子育てしやすい環境はまだまだ日本には整っていないようです↓↓

職場のある妊婦さんは「子供はまだほしいけど一人で十分。今の生活じゃ二人目なんて考えられない」と・・・。

昔は貧乏でも子だくさんなんて普通にありましたが、今は「お金」という問題が子育てする家庭にとってはついてまわるようです。


国の支援を待っているばかりでは解決するのは永遠先のようなきがいたします。